昭和50年生まれ

昨日、床屋で髪を切っていたらラジオがかかっていた。
TBSラジオは18時台はスポーツ系全般の番組のようで、
パーソナリティーの女性アナウンサーがタップダンスに挑戦するとかそういうのをやってて、
ボケーッと聞いていた。


その次かその次だったかのコーナーが
プロ野球の「昭和50年会」の選手を毎週リレーで紹介するというもので。
先週がオリックスの下山、今週が千葉ロッテの早川と続いて、来週はヤクルトの福地という流れ。
「平成生まれのプロだっているのに、昭和50年言うたら、いやあおっさんやなあ」と思うが、
よくよく考えたら、というか次の瞬間ハッと気がついたのが「自分だってその年じゃん」と。
同い年なんですね。


http://pro50nen.com/
プロ野球に限定せず、プロスポーツを対象としている。
広く言えば、30代〜40代という世代の活性化ということか。


メンバーを見ると、松井稼頭央岡島秀樹川上憲伸が同い年だということを初めて知る。
片や日本を飛び出してメジャーに挑戦し、片や日本で平々凡々とサラリーマンか・・・
・・・いや、よそう、その話は。


それにしても。
昭和50年生まれって、今度35歳になる。四捨五入したら40歳。
もうそんな年なんですね。
いつの間にか若手ではなくなって、集団の中で中核を担い、リーダーとして引っ張っていく年齢。
「はー」と思う。
僕が大学に入ったときは「昭和50年生まれ?」と新世代・新人類扱いされて驚かれたもんだけど、
今や遠い昔。
ここ数年、高校球児に新入社員と「平成生まれ」が次々と様々な領域に進出するようになり。


平成生まれの先頭とは13歳差。
今21歳の彼ら・彼女たちとどういう差異があるのか、実は余りピンと来ていない。
差がない、というのではなくて、差があり過ぎて接点を見出せない。
そもそも実際に日常生活で接点がないし。
会社に入ってきた大卒の新入社員を相手にすることもここ数年は全くない。
あるとしたらコンビニの店員ぐらいか。そっちの方がまだ接してると言えなくもない。


昭和50年生まれがこの国には何百万人といて、僕みたいなことを考えているのだろうか。
35歳という節目の年を目前にして、いったい何を考えているものなんだろう?
なんか今、飲みながら話し合ってみたくなった。
mixi のコミュニティなんかじゃなくてね。


結婚して子供が1人か2人いて、
家のローンを組んで、保険にももちろん入っていて、車も持っている。
それがだいたい普通の35歳か。
そういう人生が正しかったのかどうか。正しかったんだろうな。
他の選択肢、華やかな人生を望みつつも、多くの人が地味に普通の生き方を辿っていく。
実際にそうした、そうなった人とそうじゃなかった人と。
いろんな昭和50年生まれがいるはずであって。
そして、これから先の人生についてどう思っているのか?
そのために今何をしているのか?


日本国民全般を対象とする、普通の人たちの集まりとしての「昭和50年会」があったら、
僕も入りたい。