フリューゲルホーン

火曜の夜、大学の寮の先輩に誘われてジャズを聴きに行った。
先輩の友人のジャズ・ミュージシャンのライブ。
もう4・5年前か。先輩の結婚式の際に席が一緒で話をした。
じゃあ今度ライブがあったら行きたいですね、と言いつつもその後は機会がなく。
ようやく今回聴くことができた。
場所は新宿御苑の近くの「someday」


フリューゲルホーンを演奏する。
トランペットよりも一回り大きくて、トランペットが甲高い澄んだ音だとしたら、
フリューゲルホーンは哀愁に満ちた柔らかい音になる。
それを、エフェクターでエコーをかけたりしながら吹いていた。
先輩に聞くと、プロとして活動していて
普段はトランペットのレッスンを行っているのだという。


バックの人たちの力量は「まだまだかなあ」と首を傾げるところもあったけど、
(ドラムが、早い曲の演奏になると音が団子になるとか、無駄にソロが長いとか)
フリューゲルホーンは歌心のある、いい演奏だったと思う。
哀切な雰囲気の漂う曲はどれもよかった。


僕は第一部の途中から入って、曲目は、
Carla Bley の曲、Freddie Hubbard の「Gibraltar」
第二部は椎名林檎の「丸の内サディスティック」と松田聖子の「Sweet Memories
そしてまた Freddie Hubbard の「Red Clay」
半分はオリジナルだったかな。


吹いていると頬っぺたが膨らむだけでなく、呼吸に合わせて首もまた膨らむ。
どうしたらああできるのだろう?と一緒に聞いていた人が驚く。
首と手先は整形手術できないんだよね、という話になる。
手先は筋肉が繊細過ぎて、とかで。


別のメンバーと演奏する機会があったら、また聞きたいと思う。
ピアノとのデュエットとかね。