箱根駅伝 '10 往路

今日は朝7時半に起きて箱根駅伝の往路を見ていた。
その間、朝食を食べて、家中に掃除機を掛けて、母と雪かきをした。
明日の午前中青森駅を経つので、今年、復路は最初の方しか見ることができない。


ダニエルを擁する日大が
全日本学生駅伝と出雲を制して、箱根も、となったらV3達成のはずだったが、
もうここ20年以上日大は優勝していない。
ダニエルが2区で区間賞の走りを見せるが、その後ズルズルと下がっていって往路で出遅れる。
やはり箱根は別物だ。
そのダニエルも山梨学院の宿敵モグスが卒業していなくなって
張り合いのない、なんだか気の抜けた走りのように見えた。
いくらことしもまた10何人とゴボウ抜きを演じて見せようと。
(そのダニエルは矢沢永吉が大好きなのだという。
 事前のインタビューで「YAZAWA」と染め抜かれたタオルを嬉しそうに見せていた)


まさかの明治大が4区まで1位。
しかし監督自ら自信がないと語っていた5区で予想通りのブレーキ。
あのランナーかわいそうだったなあ。
途中までは頑張ってたように見えたけど。
東洋の柏原に抜かれてからはどんどんしぼんでいった。


その柏原は期待通り、昨年の記録を塗り替えて2年連続区間新。
さすが「山の怪物」
このランナーはすごいと思うものの、
その柏原の5区山登りだけで往路優勝してしまう東洋大学
これが2年続くとなんだかなあと。
1区から4区まで悪くはなかったけど、全然パッとしなかったよね。
「トップとの差が4分までだったら柏原で逆転できる」というミモフタモナイ戦い方ってどうよ?
これは早い話、東洋大学が悪いのではなくて、他の大学が弱いってことなのだと思う。


そんなこともあり、今年は総じて今ひとつだった。
見所はダニエルと柏原、それが順当に結果を出した。個人芸。
駅伝ならではの妙というものがない。
これが復路だと襷が途絶えるとかシード権争いだとか出てきて
自然と面白くなるんだろうけどさ。


地味にコツコツと順位を上げていった
山梨学院とか中央、駒沢ってところはさすがだな、と思う。
柏原の走り以上の話題性がそこにはないから、
テレビ局としてもうまく盛り立てられないというか時間を割けないんだろうけど。


それに日体大。不祥事でシード権を剥奪されて、それで最後3位まで持っていった。
あちこちからいろんな意味でのプレッシャーもあっただろうにね。
今回一番語られるべきは日体大だったのではないか。
不祥事が不祥事なので決して美談にはできないけど。


それにしても、最初出場校のラインナップを見てて
なんか違和感というか何か足りないなあと思っていたら
順天堂が今年出場してないんですね。遂に予選落ち?
毎年優勝候補だったのに、凋落したなあ・・・
神奈川大学も出場していない。学連選抜の1区で一人走ったけど。


今年はそんなとこか。
役所広司唐沢寿明の出てくる大和ハウスのCMがよかった。