年末年始青森帰省(12/30)

起こされたのが9時前。
20時半に寝たのだから、12時間以上寝たことになる。
途中一度目が覚めて、トイレに駆け込んだ。
体調はよくなったが、まだ腹が下っている。


朝食の後、掃除機を掛ける。
『罪深き誘惑のマンボ』を読み終える。


朝から吹雪で、やんだ頃、11時に雪かきをする。


母の知り合いの方が来て、挨拶をする。
僕と高校が同じということで寺山修司の話になる。
昨晩はちょうど帰ってきた頃にやはり母の親しい方が来ていて玄関で立ち話。
年末らしい慌しさを感じる。


13時を過ぎて、母と二人、Adesso へ。
パスタのランチを食べる。
内装を変えたとのことで、ガラッと雰囲気が違っていた。
ランチは客が途切れなかった。いいことだ。
母がテレビで見た、ジミー大西がアフリカに行って絵の教えを乞うた話を聞く。


帰りに、母が先日買い忘れたものの使いを頼まれて、
中学校の反対側の小さなスーパーに行く。
年の瀬だというのに、歩いている人はわずかしかいない。
この町は眠っているようだ。


帰ってきて、編集学校の課題。これで今年の稽古は終わり。
村上春樹の先日出た短編集『めくらやなぎと眠る女』を読む。
冒頭の表題作。やはりこの人はすごいな。かなわない。


風呂に行く。
戻ってきて、夕飯は母の手作りのハンバーグ。
母の友人の方が生きているホタテを持ってきてくれて、刺身で食べた。
つい先ほどまで生きていただけあって、鮮度がいいどころの話じゃない。
肉厚で歯ごたえがあって、プリプリの、白く透き通って輝くようなホタテ。
東京でホタテが食えない。クール宅配便で送ることになりそうだ。


僕が帰省してくるということで母は総菜屋からあれこれ惣菜を買い込んでいた。
毎回あれやこれや出てくるが、食いきれない。
今日だったらハンバーグだけでも十分だったのに。
母という生き物はどうしてこういうものなのだろう。
そのハンバーグも全てが食いきれず、「明日以後」に回る。
余ったものは全て冷凍して


テレビのなんかの番組の年末スペシャルを見る。
自分を醜いと思い込んでしまう病気にかかって
化粧をして一日中部屋に閉じこもっていたイギリスの女性の話と、
シングルマザーだけど子供を生もうとしていたアメリカの女性。
お腹の中の子が重度の先天性障害を持つことが分かって…、
全米に反響を呼んだブログが実は全て嘘だった。


母が洗い物をして、それを拭く。


雪ではなく、雨が降り出す。
年末年始は天気が大荒れだという。
明日の朝起きると、雪がひどいことになっているのだろう。


Jeff Beck を聴く。
今日もまた酒は飲まない。
『めくらやなぎと眠る女』を読んで眠る。


故郷の家で雨の音を聴きながら村上春樹を読む。
これ以上に心安らぐひと時はない。