寒い

年明けから寒い日が続いている。
今年は異様に寒いと思う。
そう思うのは僕が歳とったからか。
夜、布団乾燥機で温めてからでないと布団に潜り込む気がしない。
何気に湯たんぽが欲しい。
会社から帰ってきてシャワーを浴びるときのバスルームの寒さといったら凍えそう。


いや、寒いんだ。
北日本は例年にない大雪。それは年末年始青森に帰って実感した。
この前の木曜だったか、大手町の最低気温が0℃より下がったということで「冬日」となった。
2年ぶりの冬日だという。聞き慣れない言葉。
真冬日」というのは青森で過ごした10代の日々、毎日のように聞いたことを思い出す。
そう、青森だと冬日なんてのはすっ飛ばして、いきなり真冬日までいくわけだ。
なお、定義としては最高気温が0℃を下回る日のこと。
青森だと、最低気温−2℃、最高気温−1℃なんて日がざらだったな。
一日中曇っていて、断続的に雪が降って、時折風が強くなって吹雪となる。
西高東低の気圧配置。縦に走る等圧線の間隔が密になって縞模様のようになる。


いざ寒いのはなんだけど、
なんだかずっと暖冬が続いていたような印象があるから、
これぐらい寒い方がいいんじゃないかとも思う。


いや、これぐらいは寒いうちに入らない。
ジャック・ロンドンの『火を熾す』を読んだらそれどころじゃない。
アラスカだかどっかで一人、零下何十度の中を歩き続けるうちに凍え死ぬ話。
動くのをやめた途端、血のめぐりが悪くなってすぐにも指の先が凍りつく。
そういうのから比べたら、ねえ。
最高気温が6℃だの8℃だので寒いと言ってるわけにはいかない。
青森時代からしたら自分はほんとヤワになったよ。


それにしても鍋料理が食べたい・・・
なんだかこの冬はそういうのとは無縁だ。
12月にちゃんこ鍋を食べただけか。
せめて部屋に一人いるときは湯豆腐を作って食べようかと思う。