「とことん青森2010」(聴くの巻)

その後、表参道ヒルズに移動。
土曜の原宿〜表参道の人混みはすごいね。


途中、小さなギャラリーで青森の四季折々の風物と風景の写真展をやっていた。
プロのカメラマンが撮影したもののようで、構図も色彩も美しい。
春のリンゴ農園だとか、雪の降る隠れ宿だとか。
プリントしたのや絵葉書にしたのを売ってくれたら買って、机に飾ったりするのになー。
残念。


表参道ヒルズの地下のイベントスペースへ。
巨大モニターでは八戸ふるさと大使、”美人すぎる市議”藤川優里が八色センターから生中継。
確かに市議とは思えないぐらい美人だが、話し方がモー娘。っぽかった。いいんだろうか。
八戸の朝市ではトラクターが売られているとか、
イカのゴロが好物で八戸の横町で一杯やるのが好きだとかそういう話が聞けた。
「八戸の朝市はフランスのマルシェのようです」


その後、三味線演奏のライブが始まるのを待つ。
藤川優里のコーナーが終わっても、八食センターからの中継が続く。
とある店をクローズアップ。
親子3代で100年近く魚屋を営んでいて、八食センターがオープンした時から店を開いているという。
店先にはサメの頭(この時期、サメが取れる)とまだ生きているホタテが並ぶ。
今回のイベント用に限定10名まで、
箱一杯にイカ、ホタテ、ホッキ貝、甘海老をたっくさん詰め込んで一箱4,000円ってのを売っていた。
写真を見せられないのが残念だけど、あれは安い。
この時期のみ取れる珍しい魚として、ゴッコ、通称ホテイウオという黒い丸々っとした魚が紹介される。
初めて見た。


モニターではねぶた祭りの説明。
春から夏にかけての組み立ての風景、2009年度の受賞作品、そして4人のねぶた名人。
(1人目の名人と2人目の名人は親子とのことで、
 この2人を中心に据えたノンフィクションを書くと面白そうだと思った)


その後、三味線の演奏。澤田勝仁という人とお弟子さん2人。
津軽三味線のことは恥ずかしながらよく知らず。
小さい時、テレビをつけるとローカルの番組でよく聞いたなあ。
余りにも耳にする機会が多すぎて逆に敬遠してたんだけど、最近になってまた興味が出てきた。
先日 Disk Union で見かけて買った高橋竹山の CD もまだ聞いてないんだよな・・・
目を閉じてあれこれ心を彷徨わせながら聴く。
青森のことを考える。
こういうイベントで30分っていうのではなく、
東京で生で長時間聞ける機会があったらまた聴いてみたいと思う。


それにしても今回の演奏を見て気付いたのは
三味線を演奏する人って演奏してるときって手元見ないもんなんですね。
耳と指だけで弦の位置を正確に押さえ、撥ではじく。
視力を失った人が演奏するものだったからだ、ということを思い出して、そうか、と思う。


会場には大勢の人。入りきれていなかった。
三味線を聞いて、帰ってくる。
昔話題になったバナナサイダーが売られていたので、飲んでみた。


日曜の夕方ははねぶたの運行があった。ハネトも募集していたようだ。