京都を歩く(前篇)

昨日2/13もまた、京都へ。会社の(元)後輩に会う。


8時半に起きて洗濯、クリーニング屋へ。
昨晩鶴橋で食べた焼肉で生のものがあったのか、腹の調子が良くない。
10時ちょっと前の各駅停車に乗って、守口市で準急に、枚方市で特急に乗り換える。


待ち合わせは三条の駅に12時半。
三条まで行くつもりが、今はまだ11時。七条で下りてこの前行けなかった三十三間堂へ。
ここは初めて。入場料600円を払って中に入る。
スリッパに履き替えて御堂へ。
細長い空間にズラーッと果てしなく仏像が並ぶ。
どっかで聞いた話では縦に10体、横に100体で合計1000体の千手観音。壮観というか圧巻。
やはり過剰なものは心を魅了してやまない。なるほど、これが量が質に変化するというやつか。
怖いを通り越して、あっけらかんと異質。
真ん中にはとても大きな千手観音。
外に出て、庭を歩く。ぐるっと御堂を回る。


京都駅まで歩いて行く。
会社と大家さんにお土産として抹茶チョコレートを買う。
荷物をコインロッカーに預けて、地下鉄に乗る。
烏丸御池まで行ってそこから先は三条まで歩く。


後輩と落ち合って、まずは昼飯ということでラーメン屋「珍遊」の三条店へ。
後輩は毎週のようにここで食べているのだという。
醤油ラーメンの全部乗せに餃子とライスのセット。
背油醤油が京都風ってことなのか。「ますたに」を思い出す。
日本橋と見たに店があって、本店が京都なんですよね。
ここ珍遊の背油醤油は割とあっさりしていて、クセはあるけどアクはないというか。
全部乗せは山のようにネギ、器の内側をチャーシューとノリでグルッと取り囲む。
餃子がなかなかうまかった。


京都国際マンガミュージアム」ってのが近くにあるので、行ってみる。
http://www.kyotomm.jp/
元々は小学校だったということで、塀の中には人工芝で覆われた庭があって
中から持ち出したマンガを読みながら寝っ転がっている人がちらほらといた。
これは春先にはとても気持ちいいだろうな。
保育士の卵たちが子供たちと遊んでいて、和やかな時間が流れていた。
中に入る。元々はエントランスホールだったのか
北側の壁を覆い尽くすものすごく大きな棚にマンガが並んでいて、
西側の壁には世界各国の言葉で出版された日本のマンガたち。
ドラゴンボール』から『軍鶏』まで。
国別に並んでいて、韓国にタイ、フランス・・・
日本のマンガが進出していない国の方が少ないんじゃないかとすら思う。
通路があって、教室が並ぶ。
京都精華大学のマンガ学科(?)の学生がブースの中で実際にマンガを描いている。
似顔絵を描くコーナーもある。二階には紙芝居を演じている教室もあったなあ。
マンガの棚は廊下にも続いた。


なんか個人的に興味深かったのは元々の小学校の歴史を紹介する部屋。
歴代の校長の肖像が飾られていて、スポーツ大会の写真とか。
マンガには何の関係もない。でも古き良き昭和の風景が垣間見れて良かった。
小学校の歴史を京都精華大学の学生たちが漫画にした本(非売品)が置かれていた。
あと、尋常小学校の国語読本。
第一巻の冒頭はかの有名な「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」
各ページにそういうブツギレの文章が並んで、その上に初めて登場する文字が抜き出されている。
この場合だと、「サイタ クラ カ」というように。


絵本のコーナーで子供たちが寝そべって絵本を読んでいた。
ザスーラ』があった。『かいじゅうたちのいるところ』は今話題ということで誰かが持ち出していた。
絵本だけじゃなくて『ズッコケ三人組』のシリーズが揃っていて、懐かしかった。
『三匹の子豚』など超大型の絵本が置かれていて、値段を見てみたら7,000円とか8,000円とか。高い。
家庭用じゃなくて、幼稚園で5・6人を集めて先生が読んで聞かせるためのものか。