離 - 028:ボイラー、暗証番号、『木靴の樹』

余りのしんどさに会社を休んだ。
目が覚めたら11時近く。
昨晩のを手直しをして再回答、その後床屋へ。
客はなし。ボイラーの修理を行っていた。
駅前の商店街に出てとんかつ屋でカツカレーを食べる。
ランクルームに行って離の課題で使おうと思った本を探すが、
暗証番号を思い出せなくて一度部屋に戻ることにする。
西友へ。この3日間は質素な食事をと、納豆、キムチ、ごま昆布。


部屋で暗証番号を調べて(最初思ってたのと全然違ってた・・・)
ランクルームに戻る。
中ではドアが一つ開いていて、小さな男の子が留守番をしていた。
保護者の姿はなし。「かぎをかけていかないでください」と言われる。
段ボールを一つ一つ開けて
ニール・スティーブンスンの『クリプトノミコン』を探す。
なかなか見つからない。2巻と3巻、1巻と4巻がそれぞれ別の箱に入っていた。
箱を開けていると懐かしい本がたくさん出てくる。
校長が千夜千冊で取り上げていた本は
何かに使うかもしれないから持って帰ろうと紙袋に詰める。
『ロリータ』『テクストの快楽』『悲しき熱帯』『北回帰線』
マイルス・デイビス自叙伝』『TSUGUMI』『闇の奥』・・・
あと、ミハイル・バフチンウンベルト・エーコのいくつか。
カラマーゾフの兄弟』とボルヘスの『伝奇集』は見つからず。
『伝奇集』を今、たまらなく読みたい気分。


帰ってきて、そこから先はひたすら回答を。
夜、納豆ご飯を食べたのち、また回答。
あれだけ寝たのに体はやはりしんどい。
早めに寝ようかとも思うが、
その日の目標にしていたところが終わったのが結局午前0時。
缶ビールを飲みながら TSUTAUA DISCAS で借りっぱなしになっていた
70年代のイタリア映画『木靴の樹』を見る。
3時間のうち、最初の1時間だけ。
19世紀末の寒村。小作人の4家族の物語。
これと言ってストーリーはなく、出来事が淡々と綴られる。
とても素朴な映画。出演は皆、農民たち(素人)であるという!
それをぼけーっと見ていたら1時間過ぎてしまった。
今、この状態だと映画というものがほんと心に染みる。