離 - 034:再セットアップ、20世紀を代表する小説、そなえよつねに

いかれたノートPCをなんとかしようとここ2週間あれこれ試してみたが、
どうにもならず腹をくくってイチから再セットアップすることに決める。
朝、竹芝本社に寄ってノートPCの付属品を受け取る。
会社のファイルサーバから必要なソフトウェアを落としてきて、
家から持ってきた DVD Writer で焼く。
庶務の子から備品の CD-R と DVD-R と両方もらうが、
Windows XP に DVD Writer をつないだだけだと DVD-R が焼けない。
Windows Media Player だと実はいけないだろうか?
などと試行錯誤するが、うまくいかず。
ちまちまと CD-R に焼く。午前中がこれで終わる。


昼、神保町に戻る。魚が食べたくなって、弁慶でサバの塩焼き。
午後、メールのバックアップを CD-R に焼いて
ノートPCをまっさらにする。
ハードディスクが消去されていく様子を眺める。
XP が立ち上がる。まっさらなのは気持ちがいい。
ファイルが少ないうちに、と今回問題の暗号化ソフトをインストール。
解凍に時間がかかるんだよなあ、
ハードディスクいっぱいに容量使い切るから暗号化も同時平行なのかも?
と思いほっとく。
その間、何もできずに、仕事するフリをしながら離のテキストを読む。
机の下の段ボールを整理して不要な書類をどんどんシュレッダーにかけていく。
東京堂三省堂に散歩する。


目安だったら1時間半で終わるはずが、ちっとも終わる気配なし。
どうもおかしい。まっさらなはずなのに。
後輩の子に調べてもらって
インストール時の注意事項やマニュアルをプリントアウトしてもらう。
解凍場所が間違っていたことを知る。しまった・・・
しかし、中断して再起動してやり直しても状況は変わらず。
暗号化ソフトと相性が良くないのだろう。
別な暗号化ソフトを明日入れ直すことにして今日は時間切れ。
あー半日無駄にした・・・


西友でサラダととろろそばを買って、帰ってきて食べる。
離の再回答。先日の再回答に対する師範代からの指南にて、
WEBに頼りすぎ、もっと図書館と本屋を活用しなさいとあって、
しまったそうだよなあといてもたってもいられなくなって着替えて外に出る。
今日再回答しようとしたお題ではとある20世紀を代表する小説が取り上げられていた。
しかし僕はこれまで読んだことがなかった。
どこでも買えるし図書館にも必ずあるのに、
最初の数ページすら読まずに、その文体と雰囲気とペースに触れずに、
数週間前の僕は最初の回答を放っていた。いかん!
20時を過ぎて図書館はしまってるだろうから駅前のブックセンターへ。
…売ってなかった。隣のブックオフには文庫が定価の半額で売られていた。
しかもうまいこと1巻が。買う。
割とボロボロだったので100円コーナーでもよかったのではないか、
値札張り替えようかとも思うが、機会が得られたのだケチケチするなとそのまま買う。
走るようにして帰ってきて最初の数ページを読む。
ふーむ。こういう小説だったのか。これがあれでそれだったのか。


回答は完成にまで至らず。週末にもっと時間をかけようと思う。
以前の僕ならば3時間向き合ったのだから、半日向き合ったのだからと
体裁を取り繕って提出していた。
今一番やっちゃいけないのはそれだ。待つことを、我慢することを覚えなくては。
早く回答しなきゃいけない、これまでトップランナーだったからという焦り。
そういう我執が全てを狂わせる。


しかし、今週は休みの期間だからゆっくり再回答ができるのであって、
来週また再開したら時間に追われてまたハチャメチャなことになるかもしれない。
じっくりやればよくなるだろうけど、毎日徹夜してるわけにもいかない。
ジレンマが生まれる。
ま、先のことを悩んでも仕方がない。
明日は明日の風が吹く。備えよ常に。今の自分にできることを。
そして流れに身を任せる。


話は変わるが、ハイポジって今どうしてんだろう?
「そなえよつねに」で思い出す。
「身体と歌だけの関係」って非常に秀逸なタイトルだと思う。


Vampire Weekend の新作を聴く。イチゼロ年代の旗手って扱いなんだけど、
ミニマルっていうか気の抜けたものに聞こえる。ジャケットはいいんだけどな。