バチカン市国

先日、イタリア旅行に行った方からバチカン市国の絵葉書をもらった。
庭園を教皇が歩いているというものだ。


「結局15分しかいなかったですね。入ってすぐお土産買って出てきました」


イタリアはあんまり興味がないが、
バチカンについては前からちょっと気になっている。


Wikipediaで調べてみた。
公用語が「ラテン語」となっていて、へぇーと思う。やっぱそうなんだ。
人口は821人。
中立を保つために国連におけるバチカン代表は投票権を持たない、
とあったのが印象に残った。軍事力も保有していない。


面積は約0.44km²
ディズニーランドよりも小さいという。
島国のようなものだ。

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世界の「ミニ国家」というリンクがあった。
モナコやマルタは知っていたが、「マルタ騎士団」って国があるんですね。
正式名称は「ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会


こんなふうに説明がなされていた。


「十字軍時代のパレスチナに発祥した聖ヨハネ騎士団が現在まで存続したもので、
 ロードス島及びマルタ島における旧来の領土を喪失しているため国土を有さないが、
 国際連合にオブザーバーとして参加する主権実体(sovereign entity)でもある」


国というよりは、団体。「人口」は11,000人。事務局はローマにある。
日本は国として認めてなくて、外交関係を持たない。
「独自のコインや切手を発行している」とあって、マニアにはたまらないだろうな。

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サンマリノ」もイタリアの中。世界最古の共和国であるという。


ミニ国家って興味深いね。
長期でイタリアに旅行するならば、これら回ってみたい。

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映画とか小説の舞台としてよさそう。
小さな閉ざされた独立国家の中で生まれ育って、
その外に出たことのない男たちや女たちの数奇な人生を描く。


なぜその国は独立しているのか、なぜ外に出られないのか。
内と外と、どちらの側が隔離しているのか。


どういう言葉を話すのか。どこから収入を得ているのか。


川を隔てて向こうは別の国で、
そこには貧しき(富める)人たちが住んでいるとか、
離れ離れの2人が禁じられた恋に陥るとか。


しばらくの間、想像を膨らませてみようと思う。