8/29

8月の映画強化月間もこれが最後。


9時起き。朝からずっと編集学校系の作業に取り組む。
ようやくエンジンが掛かってきた。黙々と作業をする。調査もの。
本来図書館に行くべきなのだが、猛暑を理由に WEB で済ませる。
明日の帰りは図書館に寄らなくては・・・
何冊か本を予約して、取り寄せる。


シーツと枕カバーとバスタオルを洗濯して干す。
今年からめんどくさがらずに必ず週1のペースで洗うようになった。
あろうがなかろうが生ゴミも必ず週に1度捨てている。
大人になった。


昼は昨晩の残り物のウィンナーを刻んで、
余っていたキムチと一緒にチャーハンにして食べる。
余りものの処分だから仕方ないけど
やはりキムチとウィンナーの相性はよくないね。


昼過ぎまで作業をして、ひと段落して、クリーニング屋へ。洗濯。
大家さんに家賃を払って、塩ラーメンのパックをもらう。


ポン・ジュノ監督の最新作、『母なる証明』(2009年)
ちょっと頭の弱い一人息子を溺愛する母。
その息子に殺人の容疑がかけられ、
うちの息子が殺人者のはずがない、真犯人を見つけなければと母は奔走する。
暮らし向きが豊かではない、貧しい家庭。
観てて自分の母を投影してしまい、いたたまれない気分が続く。
それが思いもかけない展開となって・・・、
なんにしても息子を思う母の気持ちは強い。ぞっとするぐらいに。
しかし、それが母というものなのだと思う。
いや、このストーリーはすごい。傑作。
殺人の追憶』に『グエムル』に。この人の映画はとても面白い。


コヨーテ・アグリー』(2000年)
監督の名を挙げるよりも、製作がジェリー・ブラッカイマーであることの方が重要か。
一本筋の通った、まごうことなきブラッカイマー・ブランドの作品。
名前がいいなあと思いつつ、ずっと観る機会がなかった。
ニュージャージーからソングライターを目指してニューヨークに出てきた
ヴァイオレットはデモテープがことごとく断られ、部屋は泥棒に入られ、
希望はなくなり、明日の生活費さえままならなくなる。
そんなときに、女性バーテンダーがカウンターの上で
ワイルドでセクシーなダンスを披露して
アルコールを派手に振りまくバー「コヨーテ・アグリー」に職を得る。
地味なヴァイオレットはこんなとこやってけないと最初は思うが、
やがてそこに自分の居場所を見出す。
田舎に残してきた父と、ニューヨークで出会った恋人と。
そんな感じのサクセス・ストーリー。ブラッカイマーのいいところが出ている。
セオリー通りのメリハリがむしろ心地いい。
決して名画ではないけど、僕としてはこれ、とても好き。
うまく伝わらないのを前提で、『ドニー・ダーコ』と同じ意味合いで大好き。


フランソワ・トリュフォー監督、『ピアニストを撃て』(1960年)
かつては名声に包まれていたピアニストが妻の自殺をきっかけに
今では場末のバーでピアノを弾いている。
そんな男が出来の悪い兄弟たちの犯す犯罪に巻き込まれて・・・
これぞヌーヴェルヴァーグ、か。


夜は何も飲み食いしたくない気分になる。
これまでの暴飲暴食で体も疲れたか。酒も飲まず。
というか腹の調子がよくない。
昼に買った粉200%のハッピーターンを少しだけ食べる。


トルコのユルマズ・ギュネイ監督の『路(みち)』という映画を観てみたいのだが、
国内では DVD が出ていない。特集上映がされたという話も聞いたことがない。
かつてビデオが一度だけ出たきりのようだ。
じゃあこのビデオを入手できないか、と思って amazon で検索しても見つからず。
ヤフオクにはレンタル落ちのがいくつか出ていた。3000円弱。意外と安い。
これなら後日また改めて入手するでも問題ないだろう、と今回は見送る。


ウディ・アレン監督、『世界中がアイ・ラブ・ユー』(1996年)
ウディ・アレン念願のミュージカル。
ハッピーな一家がさらにハッピーになって終わるという
ウディ・アレン以外が撮ったらシャレにならないような映画。
これ、だいぶ昔に見たことがあったな・・・
ジュリア・ロバーツゴールディ・ホーンドリュー・バリモア
ナタリー・ポートマンエドワード・ノートンティム・ロス、などなど豪華な配役。


午前0時過ぎに眠る。