今年の夏は暑かった、のか

台風が来ているせいか、なんか久しぶりに今日、雨が降った。


今年の夏は暑かった。とにかく暑かった。
・・・と書きたいところだが、結局日中はエアコンの効いた場所にいるので
どれだけ暑いのか、皮膚感覚的にあまりよく分かっていない。
昼メシでちょっと外出するぐらい。
Cool Biz がもてはやされて以来、毎年どこもかしこも25℃〜27℃。
猛暑も冷夏も関係ない。


あまりの暑さに気が狂いそうになったこと。
ひどい熱帯夜であるとか、その場面のいくつかを思い出してみる。
汗をかいた髪の毛がうっとうしくてしょうがなくて
全部剃ってしまいたいと心の中で何かを、誰かを、呪うような。


昔の方が暑かった、と思う。
青森にいた頃は、今でも家にエアコンはなく、中学校や高校にもない。
夏に外で遊んでいたら日差しを浴びて汗だくになって帰ってくる。
学生時代も映画サークルの部室にクーラーなんてなく、扇風機だけ。
外で映画の撮影をしているときはやたら日陰をありがたがったものだ。
社会人になって一気に季節感がなくなった。
エアコンの電気代を自分で払わなくてもよいというだけで、
会社員でよかったなんて思う。


こんな暑い日に中学校や高校では外で体育をやってたりするのだろうか?
暑いのはいいとして、その後シャワーを浴びれないというのはやだな。
それは室内であってもそうだ。
とにかく、汗をかかない。かきたくない。
そもそもが不快な老廃物でしょ?


汗が何で出るのかというと、体温を調節する、下げるためのものだというのを
最近どこかで読んで、あ、そういえばそうだったな、と思い出す。
逆に捉えていた。まとわりつく暑さをさらに冗長させるもの。
うだるような暑さのときにはそれこそ焼け石に水だし、
出なきゃ出ない方がいいんじゃないか。
そうじゃないんだな。肌に吹き出てからは別として、
出るまでの間に体内の様々なものを巡らして循環させて、
体温が局所的に上昇することを防いでいる。たぶん。


夜はエアコンが1時間後に切れるようにして眠る。
汗だくになって何度か起きる日がある。
朝までそのままの日もある。
気温にはあまり関係がないようだ。
なんにせよ夏は朝起きたらシャワーを浴びて出社する。
汗をかきながら眠っているとき、いつもとは見ている夢が違うように思う。
いい夢は見ない。なんだかねじくれている。
終わりがなく、ただダラダラと果てしなく変転が続くような。
冬に見る夢とは違う。
しかしどう違うというのはうまく言えない。


これから秋になって、寒くなっていくのか。