大腸内視鏡検査

6月末に人間ドックを受ける。最後の医師の診察にて
便の中に血が混じっている、大腸ガンの可能性も否定できないため、
紹介状を用意するので後日医療機関にて内視鏡の検査を受けてくださいと言われる。
長年痔を患って内側が切れることの多い、というか常時切れている僕としては
そんなの血が出て当たり前じゃんと思う。
人間ドックの結果と紹介状が届いてもほっといていた。
周りの人に「人間ドックどうだった?」と聞かれても「健康ケンコウ」と答えていた。
それが2週間ほど前、会社の健康相談室から
先日「要精密検査」と判断されましたが、受信されましたか?と問い合わせが来た。
めんどくせーなー。わざわざ「痔でした」と判断されるために時間と金を使うのか?
1万とか2万とか。知ってるよ! それぐらい。あー金がもったいない。
とはいえ、受けないでいると
それはそれで会社との間で厄介なことになりそうなので受けることにする。


それよりも心に引っ掛かったのは
昼メシをいつも一緒に食ってアホなことを言い合っていた同僚が
前から大腸の病気を患っていて、それがある日突然来なくなって
どうしたのだろう? と思っていたら日々の激務で病状が悪くなり、入院。
顔を見せることのないまま退職。それが今年の年末年始にかけて。
年はそれほど離れていなかった。僕のほうが1個上だったか。
(ちなみに『愛と追憶の日々』を貸したら
 「これまでの人生で最も面白かったですよ」と言われ、
 フェリーニの『道』は貸してそれっきりになった)


消火器内科をインターネットで探して、WEBで予約を取れるところを見つける。
今日の朝早起きして行って来た。診察は9時。
人間ドックの結果を医師に見せる。
痔とはいえ大腸がんの可能性は否定できない、
直腸の内視鏡検査をしましょうということになる。日にちを決める。
朝に下剤を呑んで大腸の中のものを排泄しきってから
午後に検査となるので実質1日がかり。
土曜は午前までというところを平日は厳しいということで、
頼んで土曜の午後にしてもらった。2週間後の16日。
もしかしたら行って当日いきなり検査可能かもと前の晩は20時以後飲まず食わず、
ビールもウィスキー・ソーダも飲まず、
今日の朝も水を一滴も飲まず診察に臨んだのだが全然意味がなかった。
まあいいか。


この日は感染症の検査のため採決をして、検査当日の段取りを聞いて終わり。
前の日は昼、夜と検査前実用の食事を取る。レトルト食品をその場でもらう。
昼はじゃがいものそぼろあんかけと梅がゆ、夜はビーフシチューとクラッカー。
昼はオフィスで温めて食べるわけにも行かず、朝かな。
思いっきり腹が減りそう。ゼリーやヨーグルトは食間に食べてもよいとのことで、
昼、大量に食べることになるんだろうな。


夜に飲む少量の下剤と、朝に飲む大量の下剤。粉を溶かして飲む。
ポカリスエットの味らしいが、全部で1800mlもあって飲むだけでしんどい。


検査の結果、ポリープが見つかった場合にはその場で切除するという。
支払いのときに念のため聞いたら、
検査だけで済めば1万ぐらい、ポリープの切除も行うと3万ぐらいとのこと。
9時半には病院を出て、帰ってくる。


果たしてどうなることか。
海外の遊園地で何かとんでもないものに乗ったとき、
写真を撮られてて出口で売りつけられたりする。
いらないと思ってたいがいは買わない。記念になるとも思えず。
だけど今回みたいなのだったら是非とも写真を撮りたい。
数年前、モロッコで交通事故にあって
CTスキャンで脳の状態を撮影したときの写真は今も大事に持っている。