「デス・プルーフ」

昨晩、クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ』を観た。
元はロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー』と2本立て。
ウダウダしたどうでもいい会話なのにセンスいいというのは相変わらず。
途中出てきたラップダンスは『パルプ・フィクション』同様自分で振付けたのかな。
音楽もよかったなあ。サントラ買わないと。
どっから曲を探してるんだろう? といつも気になる。


話は前半・後半に分かれてて、後半の主役のゾーイ・ベル
キル・ビル』のスタントウーマンを務めていたのがタランティーノ監督の
目に留まって今回主役に大抜擢。
体張ったアクションが全て自前。素晴らしい身のこなし。
敵を追うために70年代型ダッジに開いてた窓から飛び込むのがスルッと0.1秒。
この辺りの発想、さすがだよなあ。タランティーノ兄貴には一生ついていきたい。


話自体は荒唐無稽。それもまたよし。


なお、後半の舞台テネシー州レバノンというのは
アメリカの地図上の真ん中とされる。
映画で取り上げるってことは匿名のどこかってのを意図してるんだろうな。
先日読んだ『アメリカン・コミュニティ』で知ったんだけど、
Google Maps の初期表示を拡大していくと表示されたのは
カンザス州コフィービルという人口11,000人の小さな市だったとのこと。
ここがGoogle的世界の中心だったということになる。
(2005年公開時の話であって、今はどうなんだろう?
 試しに今、アメリカ合衆国を表示させたら、カンザス州インディペンデンスの
 ルート75上ということになった。近くにインディペンデンス空港)


日本もいろんな視点からあちこちでここが中心とか言われてますよね。
分かりやすいところだと
日本の標準時となる子午線(東経135)の通る兵庫県明石市だとか。
北緯35度を条件に入れると、兵庫県西脇市になる。
ここには「日本へそ公園」というのがあるそうだ。
http://www11.ocn.ne.jp/~ohhashi/hesokouen.htm


今調べてるうちにたまたま出てきたのが、「北海道を中心とした日本地図」
http://www.hsc.or.jp/sapporojin/
この大きさで見ると日本は
カムチャッカ半島、サハリン、朝鮮半島、台湾とほぼ地続き、
ユーラシア大陸の一部(最果て)なのだな、という気持ちになる。