今年はベルリンに行きます。

年に1度の1週間の休暇。今年はベルリンに行きます。
2月11日(金)の祝日から6日間の予定。チケットの手配はまだですが。
(今年というよりは今年度か)


去年マドリードバルセロナに行ったときに
「あ、そうだ、次はベルリンだ」と思いたって、以来ずっと気持ちは変わらず。


Einsturzende Neubauten が昔から好きだったりすると、
やっぱ訪れてみたくなりますよね。
あの音はベルリンという都市が背景にあるからこそ、生まれてくる。
『ベルリン・天使の歌』といった映画を観たときに感じられた荒涼とした雰囲気。
そもそもの歴史の重みと、”壁”に寄って分断されたという特異な時空間。
無言の言葉の群れがノイズとなって全身を這い回るような。
僕は高架下の廃園で朽ち果てた天使の像を思い浮かべる。
その光景を切り取った、コントラストの強いモノクロの写真。


地球の歩き方』の「gem stone」のシリーズにベルリンがあったので買ってみた。
昼休みにちょこちょこ読んで滞在時のイメージを増やしていく。
ブランデンブルク門はもちろんのこと、ホロコーストの記念碑をまずは見てみたい。
バウハウスの資料館。新旧のナショナルギャラリー。現代美術館。
ニューヨークで訪れたグッゲンハイム美術館がベルリンにもあるようだ。などなど。
そして何よりも”ベルリンの壁”の前に立ちたく、「壁公園」や「壁の道」へ。
マドリードで見た「ゲルニカ」同様、20世紀の特異点として。


前回のスペイン同様、IACEトラベルなど格安の旅行会社で
エアーとホテルだけ押さえて、オイル・サーチャージと一人参加代金を入れても
だいたい10万円台前半か。トータル20万ぐらいで行けそう。
旅行会社によってはドレスデンに行ったりする周遊のツアーもあるけど、
今回はベルリンにしぼって正味4日間、じっくり、ぶらぶらする。
食事は昼と夜とドイツビール飲みながらカレーソーセージの食べ比べかな。


時間とお金に余裕があるならばドイツだともう一箇所、
ミュンヘンに行ってみたいんだけどね。
ベルリンに匹敵するだけの時空間の歪みが潜んでそう。
しかし、残念なことにベルリンからかなり遠い。南の方。
列車で横断するツアーはあるようだが。
そこはもう少々悩んでみたい。


分断されて、数十年後また再会した。
それが街並みにどのような影響を与えているのか。
というかそこからさらに20年近い時が経過している。
分断のシンボルとしてわずかばかり残されたベルリンの壁
どんなふうにしてそこにあるのか。
色褪せたのか、今も生々しいのか。
何十にも重ねられた無数の落書き、その1つ1つが歴史として残されている。
そんなところが気になっている。