入院その後、ボーナス支給

昨日、術後の経過を診るということで午前休をとって、大久保の病院へ。
予約してあったのでそれほど待たずに診察を受ける。
待合室には以前の僕のようにこれから手術を受けるに当たっての
予備検査として採血など指示されている患者の方が何人かいて、
なんだか感慨深かった。果てしなく連鎖が続く。


診察台の上で下着を脱いで両膝を抱える。
肛門から何らかの器具を挿入される。
かつてそういう処置を受けたときにあった、割けるような傷みがない。
経過は良好だという。順調によくなっている。
1ヵ月後にまた見せてくださいということになる。
年明けの予約をして、支払いをして病院を後にする。
追加で薬はもらわない。210円。全然かからなかった。


10時過ぎには解放される。
時間がボーナス支給日。西口のヨドバシへ。
浄水器のカートリッジとセラミックファンヒーターを買う。
貯まったポイントで YES『危機』のリマスター再発と
Weezerのゲフィンでの未発表曲集(発売されてたの知らなかった)に引き換える。
これら新宿駅地下のコインロッカーに預けて、丸の内線に乗って東京駅へ。


日本橋の「たいめいけん」の2階に初めて入る。
1階はまだ庶民的な洋食屋だとしたら、2階は本格的な高級レストラン。
僕なんかが足を踏み入れる場所じゃないように思っていた。
しかしここに3,000円のカツ丼があると知り、いつかは食べてみたいと。
そのために金曜のカジュアルデーだというのにスーツを着てきた。
ジーパンにダウンジャケットじゃ余りにも場違いだろうと。
入ってみるとやはりそこには格式ある雰囲気が漂っていて、
客層は上流階級の余裕ありそうな人たちばかり。
昼はまだいいとして、今の自分に夜は無理だな・・・
カツ丼は分厚い肉が柔らかくジューシーで玉子もいいのを使ってんだろうなあと。
さすがにうまい。しかし、オムライスのような魔法はかかっていない。
クリームスープの方が「おっ、おいしい〜」となる。


出社。午後ボチボチ仕事する。
ボーナスの明細を見る。銀行で下ろしているから額はわかるものの
改めて明細を見てみるといかに少ないか。
最低限これぐらいもらえたらという正にその額だった。余裕なし。
携帯を買い換えるとか新しい自転車とか、諦める。


夜、オフィスを出て池袋へ。
西武百貨店でいつも通り履きつぶした靴を買い換える。
キャサリン・ハムネットはこれまでずっと履いていたモデルがなくなって
新しくなっていた。何も考えずそれにする。
デザインがイマイチだなあと買ったあとに気付く。
靴下を買う。ネクタイやYシャツは今回断念。


新宿のコインロッカーでセラミックファンヒーターなどピックアップして、家に帰る。
花伝所の模擬演習に取りかかる。終わって、提出。
22時。着替えて、駅前の西友へ。Miles Davis『Agharta』を聞きながら歩く。
1500円の刺身舟盛りが半額になっていた。
あと、10%OFFの焼き鳥のヒナネギの塩とタレを3本ずつ。
帰って来て、缶ビールを飲みながら食べる。
手術から3週間近く経過して順調だし、勝手にアルコールを解禁。


ケン・ローチ監督の『この自由な世界で』を観る。
今作のテーマは不法移民、不法就労
シングルマザーの主人公は食べて借金を返すのがやっとだったのが、
労働者たちを搾取すればもっと裕福な生活を送れると知って歯車が狂い始める。
面白かった。


午前1時に眠る。