青森新幹線に乗る

いつも通り6時過ぎに起きる。
たまっていた新聞を読んで時間を過ごす。。
ランクルームへ本とダンボールを持っていく。
何も今日持って行かなくてもよいのだが、一つ片付いて年末らしくもなるかと。


帰ってきて、ガスの元栓を締めて、ショートブーツを履いて東京駅へ。
オットー・ペンズラーによるアメリカ短編傑作選の2009年版を読み始める。
今回のゲスト・エディターは『ボーン・コレクター』のジェフリー・ディーヴァー
2007年版までハヤカワで出ていたのが、この2009年版からDHCに戻ったようだ。
2000年代初めのもDHCからだったように思う。


東京駅。グランスタへ。夜に飲む焼酎をと2本買う。
いつも買ってた串揚げの店がなくなっていて、「過門香」であんかけ焼きそばと餃子。
「てとて」で練り物。海鮮チヂミともんじゃ。


缶ビールを買い込んで新幹線に乗り込む。「はやて」23号。10:56発。
隣に大柄で髭を生やした怖そうな人が乗ってきて、恐る恐る飲み食い。
仙台で妻とまだ小さな子供が乗ってくる。
妻の方は僕の前の席で、夫が丁寧に「すいません替わってくれませんか」と。
ああ、いいですよと交換する。


仙台を過ぎた辺りから少しずつ雪が積もっている。盛岡で完全に雪。
でも吹雪いてはいない。


新幹線が八戸駅を出て、青森県民としてはなんだかとても感慨深い気持ちになる。
七戸十和田駅を出て、吹雪。
「次は終点、新青森」というアナウンスになんだかこみ上げてくるものがある。
長いトンネルに入る。くぐるとそこは、青森。


新青森の駅に到着する。
ホームそのものは八戸と代わり映えはなく。
在来線にも接続するとはいえ、新幹線のためだけのような駅。こじんまりとしている。
改札を出る。大勢の人たちが帰省客を待っている。
鉄骨剥き出しで吹き抜けの造りってグローバル・スタンダードなのか。
コペンハーゲンの空港を思い出す。
iPadで市内を観光案内のサービスってのをニュースで見たけど、
本当に案内の人が立っていた。
観光案内所みたいな場所で県内・市内の観光パンフレットをいくつかもらう。
2階から1階へ降りていく。1階はみやげ物などを売っていた。
外に出る。巨大なテントみたいなのが建っていて、津軽三味線の音が。
県内各地のお土産を売っていた。
むつの海軍コロッケやホットのアップルサイダー。
生姜味噌おでんのコンニャクが100円だったので1本買う。
奥のステージで三味線と唄、踊りが披露されていた。


タクシーに乗って家に帰る。
直線に距離にしてみればすぐ近く。乗ってたのは5分か。
しかしバスだと乗継がうまくいって1時間から1時間半、
JRだと2時間から3時間ぐらいかかるのだろうか。ものすごく不便。


それにしても駅の周りはほんと何もなかった。
ショッピングセンターをつくってしまうと
昔からの青森駅周辺、新町や本町が寂れてしまうからということみたいだけど、
このままだとどちらの駅も寂れるんじゃないかと思う。
せめていっそのこと新青森駅側だけでも華々しくしたほうがよくはないか。
このままだと駅の目の前のコンビニすらつぶれるんじゃないかと思う。
青森新幹線開業の珍しさもなくなって、来年の今頃、果たしてどうなっているか。


帰ってきてすぐ、郵便局の方と会ってかんぽの手続き。
終わって温泉へ。