今年の桜




昨晩、会社帰りにPJの後輩たちと靖国神社と千鳥ヶ縁の桜を見に行った。
神保町から歩いていく。
靖国神社は真っ暗。闇夜に巨大な鳥居が浮かび上がっているのが異様だった。
屋台は少しぐらい出てるかなと思いきや、全くなし。
本数は少ないものの、桜は見頃。なのに捨て置かれている。
ちらほらと会社帰りの人たちが見に来てるだけ。もったいない。
百歩譲って屋台はいいとして、
数本ぐらいは桜を美しくライトアップしてもよいのではないか。


千鳥ヶ縁も同様。水面へとしなだれかかる満開の桜。その連なり。
ああ、美しいものを心に刻むことすら今の日本では自粛しなくてはならないのか。
例年のような行列にはならないものの、それなりに人手があった。
細長いルートをそぞろ歩く。
明かりの全くない中でここの桜を眺めるのも今年だけか。
貴重な体験と言えなくもないが、語り継ぐほどのものでもない。


(その後神保町に戻って、「もりちゃん」で焼肉を食べて帰ってくる)


今日は渋谷のシアターNで
ラース・フォン・トリアー監督の最新作「アンチ・クライスト」を観た後、
明日の花見に備えて、新宿御苑へ。
アルコール持ち込み禁止と聞いていたけど、
入口で見かけたのはずらりと並んだ手荷物検査の列。マジで鞄を開けていた。
こりゃいかんと関係者に報告して、場所を改めようと代々木公園へ移動してみる。


代々木駅から歩いて、明治神宮へ。
どっかで代々木公園に抜けられるかなと思いきやそんなルートないんですね。
グルッと中を一周する。
都内とは思えない、静かな木々の中を歩く。車の音もしない。
前を向いても後ろを振り返っても他に誰もいない。
背の高い凛とした緑の中に包まれる。
広場にも桜の木は数えるほど。だからいいのかもしれない。
初めて知ったけど明治神宮そのものは桜の名所ではないんですね。


代々木公園へ。こちらは賑わっている。
広い園内のうち、渋谷側から入ったときの展望デッキの辺りで
桜が折り重なっていて、ビニールシートを広げてあちこちで宴会が。
出店もいくつか出ている。
ゴミ捨て場があるのはいいけど、トイレが行列になっている。
ここ、例年なら場所取りが大変なんだろうなあ…
新宿御苑に入る前に買ったワンカップ大関ハイボールをここで飲んだ。


六本木へ。先週の「アーティスト・ファイル 2011」で気になった
松江泰治の写真集を国立新美術館青山ブックセンターで計3冊買う。


明日の花見のために津軽の地酒を買いに行く。
青森県のアンテナショップが新富町の辺りにあると知って日比谷線で東銀座へ。
しばらく歩いて見つけたものの、土曜は15時半閉店とのことだった。
この時点で16時半。
気を取り直してもう一箇所、飯田橋の「あおもり北彩館」へ。
しかし、駅に着いたところで iPhone のバッテリーが切れて
地図を表示できず。しまった。
うろ覚えの住所と地図をもとに神楽坂の通りなど右往左往するが結局見つからない…
仕方なく手ぶらで帰ってくる。
(さっき見てみたら想定とは全然違う場所だった)


飯田橋の川沿いにある「CANAL CAFE
ここは隠れた桜の名所っぽいね。
また機会があったら来てみたいけど、1人じゃ入れないな。