回転扉というもの


編集学校界隈で回転扉というものの面白さをよく聞く。
ビルの入り口なんかにある、あれ。
大きく口を開けた筒の中に、軸を中心として透明な扉が2枚・3枚・4枚。
常にゆっくりと自動回転していて縄跳びのように
タイミングを見計らって入り込むものと
人が手で押して回転させるものと。


1つの回転する動作にて内側から外側へ、外側から内側へと人の行き来が可能となる。


 →( + )←


  (→×←)


 ←( + )→


中で扉がくるっと回と、内と外が入れ替わっている。
この面白さ。


そしてこの扉を2枚とするか、3枚とするか、4枚とするかの違いによる面白さ。


 →( | )←


  (→−←)


 ←( | )→


うまくは言えないけど、何を生み出しているのか今はまだよく分からないけど、
そこでは流れというか力学が異なる。


(これが先日の伝習座では、情報の分類の仕方としての
 三位一体型や二軸四方型の違いに現れると校長の講義の中にあった)


そして、視点を変えて、最も気になること。


    花
    |
  月―┼―鳥
    |
    風


    月
    |
  風―┼―花
    |
    鳥


こんなふうに1/4回転したとする。


それぞれの項目が位置をずらした、時計回りに移動したというだけではなく、
回転扉なので何かしらの情報の出入りがあるわけです。
果たしてそれは何なのか。
180度回転したら? 一回転して元に戻ってきたら?


ここには興味深い問題がある。
そもそも何が問題なのか全体像が分からないんだけど。
そこでは何かが起きている。


…続く。