「冊」(北の丸公園〜千鳥ヶ淵を歩く)

昨日は会社を出たのち、下見のためギャラリー「冊」へと行ってみる。
http://www.satsu.jp/kudan/


九段下にあるから靖国通り沿いに行くべきだったのに
ボケーッといつもの帰宅ルートを歩き始めて皇居へ。
ハッと気付いてまあいいかと北の丸公園を突っ切ることにする。


ここを歩くのは3.11以来か…
なんだかゾワゾワする。
あの日のどことなくなんとなく不穏で落ち着かない空気。
何が起きているのかわかんなくて、どこかに迷い込んでいるような。
ゆっくりと、真っ白な空が降りてくるような。
皇居のお堀は何事も無かったかのように深く沈みこむように目の前に広がっている。
市民ランナーたちが僕を追い抜いていく。
小さな交番に警官がなんとはなしに立っている。


国立近代美術館の前に差し掛かる。いつ見てもしかつめらしい建物だ。
開催されているのはパウル・クレー展と
所蔵作品展「近代日本の美術」+緊急企画「特集 東北を思う」となっていた。
そのまま歩き続けて半蔵門の方に出る。
内堀通りを九段下方面へ北上。


巨牛荘」があった。こんなところに店を出していたとは。
三番町。九段下からも竹橋からも遠いし、
どうやってここまで来るのか。半蔵門からも遠そう。
しかし、会社の帰りに来てみたい。
http://r.gnavi.co.jp/g038910/


若者たちの姿が増えて、二松学舎大学
いかりや長介ってここの卒業生だったように思う。
その向かいに「イタリア文化会館」というのがあった。知らなかった。
「世界におけるイタリアのアーティスト展」というのを開催している。
入場無料。しかし18時まで。入れず。
http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=393


この裏、千鳥ヶ淵の遊歩道に面して「冊」の入っているマンションがあった。
しかし、入り口が閉じられている。月曜は休みなのか…
ちょっと覗くといい感じっぽい。
明日また来てみようと思う。


初夏の千鳥ヶ淵は緑が青々としていて、気持ちいい。
この中を歩くだけでも今日来た甲斐があったと思う。
木々の間にいると、都会の喧騒を忘れられる。
お堀の水面が静かに揺れている。


靖国通りに出る。夕暮れ。
神保町へと戻って、いつものように東京駅から帰った。