新宿「ベルク」

昨日の夜、初めて新宿駅東口の「ベルク」へ。
名前はよく聞くし、東口の改札を出て
丸の内線へと向かう途中にあるので店もまたよく見かける。
ビールとソーセージが売りの小さな店。立ち飲みに近い。
http://www.berg.jp/


ここ数年なんで話題かというと
MY CITY が LUMINE になった2007年から立ち退きを迫られているという。
http://www.cyzo.com/2008/11/post_1211.html


LUMINEはファッションビルなので飲食店はいらないということのようだけど
どうだかねえ。例えば下の階の BEAMS がフロアを拡大しても特にうれしくは無い。
(もちろん、別に BEAMS がいけないわけではない)
なんにしても、そこにしか存在しない店を
大きな街ならどこにでもありそうな店へと置き換えることになりそう。
それって意味はあるのだろうか。
逆に、揉め事を起こさずベルクがどこか他に移って営業すればいいじゃないか、
という意見もあると思う。しかし安易にそういうことを選ぶのも味気ない。
屈する・屈指ないという話ではなくて。
20年以上営業を続けてきて、ファンも多い店が放つ独特な磁場のようなもの。
それを残すのが文化というものじゃないのか。


昨晩は20時に行ったら席がいっぱい、立ち飲みできそうなスペースもいっぱいで
一度諦めて別な店に入り、21時半頃再度訪れた。
かろうじて小さなテーブル席を確保できた。
しかし端っこの自動ドアの前の席で、僕がちょっと腕を動かすたびにドアが開く。
それぐらいギュウギュウ。立ち飲みスペースも入れ替わり立ち代わりで
食べ終えた食器を返却するコーナーまで利用されていた。
周りを見渡してみると平たく言ってイケてる人たちが多かった。
新宿カルチャーの底辺と最前線を支えているような人たち。
1日を終えてふらっと現れてふらっと消えていく。
混雑していて、活気がある。
ネットワークの中継点を感じる。
金曜の夜なら、身動きも取れなくなるのではないか。


丸々とした白ソーセージを2本、煮込んだものを頼んだ。
皮を剥いて食べるらしい。とてもおいしかった。
ソーセージのうまい店って最高だ。僕は黒ビールを飲んだ。
値段も安い。どのメニューも500円しない。黒ビールも346円。
ゆっくりくつろいで飲むなら平日の昼に来るしかないのか…


いや、やはりこういう店をなくてしてはいけない。