通り道

頻繁に店の入れ替わっている建物ってどこに住んでてもありますよね。
僕もまた駅までの道のりの中にいつも気になっているところがあって、
ラーメン屋が何度か続いていたのが数ヶ月前から店が閉まって
今日通ったら喫茶店に変わっていた。
ガラスのドアからチラッと中を覗くとなんかやはりパッとしない感じ。
内装や器の揃え具合はいいのに、どことなくなんとなく翳りがある。
(というかそもそもラーメン屋のあとの喫茶店ってうまそうな気がしない…)


こういうのってどこから生まれるのだろう?
風水とか霊とかそういうのだろうか?
流れの悪さってのは確かにある。
借り手がつかなくて他よりも安くして、それで入ってくるんだけど
1年頑張ってみて客が入らなくて出て行く。
そういう景気の悪さはどこかに染み付く。
場所がよくないという以前の何か。


この前書いたことだけど、京都の二条駅の近く、
千本通りと丸太町通り交差点だったか
四辻にある店が北東、北西、南東、南西どの方角であってもつぶれるのだという。
どれも角がなくなって、斜めになっている。
みたらその1つは建物を取り壊しているところだった。
その反対側には古びた眼鏡屋があって、閉店している。
何かがある、と思わざるをえない。
この交差点は平安京の龍穴の跡、らしい。
(京都の街並みって風水的に完璧と聞いたことがあるようなないような)


やっぱ人が歩くのとは何か別の次元の「道」ってものがあるんだろうな。
その場その場には。霊というよりは気というべき何か。