iPhone4Sを予約する

10/5(水)


新機種として発売されることになったのは「iPhone5」ではなく、
iPhone4S」であると発表される。
世の中の多くの人にとっては期待はずれだったようだが、
64Gのモデルが遂に投入されるとあって僕としては「遂にきたか」と。
これはゼッタイほしい。買うと心に決める。

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10/6(木)


スティーブ・ジョブズが亡くなる。
ニュースサイトを見ると Softbank としては発売延期も考えたようだが、
ジョブズの遺志を汲んで当初予定通り10/7(金)より予約開始すると。


しかしその「iPhone4SAU ではトップページで大きく扱ってるものの
Softbank では検索しても出てこない。どうなっているのだろう?
明日からの予約受付開始は apple store だけなのだろうか??


この機会に AU に乗り換えるかどうかも考える。
あれこれ考えるとそっちのほうがいい。
しかし、乗りかえの手続きがめんどくさそうだし、
手数料とか考えたらもしかしたら Softbank のままの方が安上がりかも。
(その辺よく分からず)
孫さん曰く劇的に回線速度が速くなるようで。
このまま Softbank でもいいかと決める。

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10/7(金)


昼過ぎにようやく、Softbank のサイトでも「iPhone4S」取扱のアナウンスが。
AU同様、16時より予約受付開始。


定時で会社を出て、新宿西口のヨドバシ本店へ。
1階外の携帯コーナーに向かうと
あちこちに「iPhone4S 予約はこちら」と看板を持って立っている。
それが Willcom と書かれたウインドブレーカーを着ていたりして、応援なのか。
AU / Softbank それぞれ横3列のもっさりした行列ができている。
どれぐらいいるだろう? 100人? 200人?
Softbank の最後尾に加わる。最長で2時間待ちとのこと。
営業時間を終えたら予約できないかも、
順番が来たとしても割り当てられた予約台数を終えているかも、という。
それでもいいですか? と聞かれて、
ここまで来た以上仕方なしとそのまま並ぶことにする。
「割り込み防止券」というのをもらう。
整理券ではないので、途中で列から離れると無効になる。
そうだよな。整理券だと思って皆列から離れてまた戻ってこようとすると
収拾がつかなくなる。トラブルの原因になる。
大人しくずっと列に並んで、本を読みながら待つ。


途中で申込書のようなものを受け取る。
新規か機種変更か。ブラックかホワイトか。容量も選ぶ。
支払い方法は一括か分割か。などなど。
ここで申し込んだ内容は受け取り時に変更できないとのこと。
そこのところを強く念押しされる。
あと、今回は1人1台までとか。本人名義でないと予約できないとか。
1時間半待ってようやく店の中へ。
ここでもまた少し待たされる。こちらでは丸椅子が並んでいる。
また別の申込書をもらう。新規か機種変更か、色と容量を再度聞かれる。
周りの人のを聞いてると 64G は僕だけで、ほとんどの人は 16G か 32G だった。
全くの新規、乗りかえ、機種変更はどれも同じぐらいか。


予約の手続きはいつもの Softbank のカウンターへ。
名前や電話番号などを記入して、
本人証明可能な書類ということで運転免許証を提示する。
手続き自体はあっさり終わる。
現時点で入荷数や入荷日は未定、14(金)に受け取れるかどうかは不明。
僕は「M-4」というグループへ。このグループ単位でいつ受け取れるか決まるようだ。
ヨドバシカメラのサイトにアクセスすると入荷状況が分かるようになるという。
入荷して3日以内に受け取りにいかないとキャンセル扱いになる。


ヨドバシの外に出て、家路に着く。
新商品を買うために並ぶというのは生まれて初めてかも。
宇都宮で「正嗣」の餃子を食べるのに2時間並んだぐらいか。
思い出せるのは。

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10/8(土)


ニュースを見ると秋葉原のヨドバシでは受付開始前の15時半の時点で
その日の整理券を配り終えてしまったのだという。恐るべし。
オフィスから近いと秋葉原の方に行かなくてよかった。
アメリカでの「iPhone4S」の予約台数は12時間で20万台。


Googleサムスンスティーブ・ジョブズに弔意を表わし、
Androidの新機種投入を延期したとのこと。


朝起きてから、64Gに増えたときのために
Laurin Hill とか The Smiths のアルバムを iTunes に取り込んでいる。
これでようやく、The Doors のアルバムを全部、iPhone に入れることができる。
Joni Mitchell の大半も。Nirvanaも。たくさんの音楽を僕は諦めていた。


これまでの人生で出会い、愛してやまなかった音楽を持ち運べる。
それがもっともっと増える。こんなにうれしいことはない。夢のような話だ。


そして今回の「iPhone4s」の購入は
スティーブ・ジョブズへの「ありがとう」の気持ちの表れでもある。
存命中に発表のあった最後の新製品をワクワクしたまま待ち望んで、
発売当日に買うことがこの僕に出来る最大の敬意の表わし方なんじゃないかと。