11月

11月に入った。今年も残り2ヶ月。早いもんだ。


唐突だけど、11月って1年で最も地味な月のように思う。
祝日は2回あるけど、それ以外何もない印象を受ける。
小中高校でも行事があった記憶が無い。どうなんでしょう?
遠足や学芸会、スポーツ大会はもっと前の時期だったような。
(これって青森だと早ければこの頃には雪が降り始めるからか)


とはいえ、秋の終わり/冬の始まり。
独特な移ろいゆく感覚がある。
茶色と灰色とが入り交ざるような。
同時に、フルカラーがモノトーンに変換されるような。
何が変わるわけではないが、背景だけが変わっていく。
その独特な空気感。


それゆえなのか、
武満徹には「November Steps」という作品があって
Guns N' Roses にも「November Rain」が。
モリッシーのアルバムは『モンスターが生まれる11月』か。


ついこの間まで暑い夏だったつもりが、
そろそろコートを着て歩くことになる。
ハロウィンが終わってクリスマス商戦が始まる。
そういう時期でもある。
なんにしても過渡期なんだな。


そしてこの頃は年末のことを、年始、年明けから先のことを考え始める。
来年の手帳やカレンダーをあちこちで見かけるようになる。
助走期間でもある、ということか。


12月を前にして、嵐の前の静けさ。