Rilo Kiley / Regina Spektor

12月より、ラナ・デル・レイに夢中の日々が続いてますが
(3/8初来日も先行予約抽選を当てました)


他にも女性ヴォーカル系で聞いてるのが
ライロ・カイリー(Rilo Kiley)とレジーナ・スペクター(Regina Spektor)


どちらも何をきっかけに聞き始めたのか思い出せないけど、
ここ2・3年かなりはまっている。


ライロ・カイリーは紅一点ジェニー・ルイスを中心とする4人組のバンド。
ポップでエヴァー・グリーンなギター・ロックを演奏する。
2002年にサドル・クリークから発売されたアルバムが話題となり、メジャーへ。
2005年の『More Adventurous』がローリング・ストーン誌など各誌にて
軒並み高評価となる。エルヴィス・コステロも絶賛とか。
しかし、残念ながら2007年の『Under the Blacklight』
以後目立った活動はないようだ。
ジェニー・ルイスはソロやあちこちのユニットで活動中。


この『Under the Blacklight』が全曲シングルカットできそうなぐらい曲がよく
(たまにそういう宣伝文句を見かけるけど、本当にそうなのは滅多にない)
これぞ売れ線ギター・ポップ! なキラキラした艶っぽい音なんだけど、
嫌味がなくて金の匂いがしない。不思議。ゆえに古びない。
1曲3分ぐらいのが11曲あってすぐ終わってしまう。名盤、というか奇跡。
どこに秘密があるのだろうと考えたとき、
どこか100%にならない、1%か2%の垢抜けてない部分が
隙間として残されているからだろうということに気づいた。


アルバムからシングルカットされた、「Silver Lining」
http://www.youtube.com/watch?v=jVtSSCzASR0


そしてもうひとり、レジーナ・スペクターはロシア系、
ブロンクス出身のシンガー・ソング・ライターというかピアノ弾き。
ブロンクスビョークとも呼ばれてるみたいだけど、そう? って感じ。
2009年の『far』というアルバムが国内盤も発売された。
しかし僕はその前の『begin to hope』というアルバムの方をよく聞く。
バックは必要最小限しか入れない。
ここまで自由奔放に曲を書いて、唄って、ピアノを弾いてる人って
あんまりいないと思う。それでいて、曲がいい。
変に明るくも暗くもなく、等身大な感じ。


ライロ・カイリーのルーツが 10000 Maniacs だとしたら
(そしてジェニー・ルイスはナタリー・マーチャント)
ジーナ・スペクターはローラ・ニーロかな。


『begin to hope』より、「Samson」
http://www.youtube.com/watch?v=p62rfWxs6a8


残念なことにライロ・カイリーないしはジェニー・ルイス、
ジーナ・スペクターの来日公演なんて当面なさそうなんですね。
ジェニー・ルイスは2009年のサマソニに出ていたとのこと。
見に行ったはずなのにな… 残念。


ライロ・カイリーの『More Adventurous』の頃の
Fingerprints でのライブEPが amazon にて
8000円のプレミアがついていたのを、昨日オーダーした。
ジーナ・スペクターは2002年のデモ音源「songs」を入手。