「線路内に人が立ち入った」というもの

金曜の夜は早く帰るに限る。あるいは程々に切り上げて帰る。
中央線や山手線の終電近くまで飲んでると
タダでさえ激混みなのにたいがい電車が遅れる。
「線路内に人が立ち入った」とかで。
自分が今乗っている路線ならばまだしも、埼京線京浜東北線で立ち入って、
それで山手線が到着・接続待ち、中央線も合わせて…、となるとやりきれない。


この「線路内に人が立ち入った」って
酔っ払いがフラフラと入り込んで「しょうがないなー、もー」なのかと思いきや
友人の Facebook の書き込みを読んだら痴漢が多いのだとか。
バレて必死で逃げようとして、ホームから線路へと逃走劇。


(でもそれがほんとなら、そういうの見たことがあるという人に
 出会ってもよさそうなのに、身の回りで目撃談が無い。どうなんでしょう?
 そんな派手な逃走劇なら都市伝説的に広まってもよさそうなものです)


「車両点検」というのもそう。
正常に運行できなくなる事態が全てこの言葉に集約されることもあるようだ。
本当に車両が故障した場合だけではなく、ドアに鞄が挟まれた、
酔っ払いが嘔吐して清掃した、乗客同士のトラブル、急病人の救護。
なんでも一括りに言い表せる便利な言葉があるもんです。


話を戻して。これまで20年近く東京で電車や地下鉄に乗ってて、
乗客同士のいざこざはたまに見かけるけど
「この人痴漢です!」と声を上げる場面って見たことがない。
朝も夜も空いている地下鉄に乗るからか。
多くの女性たちが声に出さず耐えているからか。
時々混んでる車内に乗り合わせたときには
間違って痴漢と思われないための工夫(両手で掴まるとか)はよくしてるけど。


「車両点検」「線路立ち入り」についてはまとめサイトがあった。
http://airoplane.net/2010/11/09/jr-delay-reason.html