
- 作者: Steven Sebring
- 出版社/メーカー: Rizzoli
- 発売日: 2008/08/26
- メディア: ハードカバー
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昨日に引き続き。
「Patti Smith: Dream of Life」
http://www.amazon.co.jp/Patti-Smith-Dream-Steven-Sebring/dp/0847832082/
こちらは丸の内OAZOの丸善で3週間前に見つけた。
ワゴンセールで2,500円だった。掘り出し物。
amazonでは一部、この10倍のプレミアがついていた。
(実際にはまだ、だいたい同じぐらいの値段で購入可能です)
パティ・スミスに関する、400ページを超える分厚い写真集というかフォトブック。
亡き夫フレッド・スミスの墓に捧げられた薔薇の花束、
家族の写真、Patti Smith Group のライブのポスター、
自室でギターを弾く姿(タイトルが重なる)、
ライブのオーデュエンス、ステージの上で激しくギターを弾く姿、
マイクの前に立って両腕を広げ歌う姿。
そしてこのカットがいくつか続いて、言葉が少しずつ引用される。
When I was a teenager ...
... I dreamd of being an opera
singer like Maria Callas, or a
jazz singer like June Christy or
Chris Connor, or ...
... approaching songs with a
kind of mystical lethargy of
Billie Holiday, or championing
the downtrodden like Lotte
Lenya. But ...
... I never dreamd of singing
in a rock 'roll band. This idea ...
... it just didn't really exist in my world. But...
... my world, as it's been said,
was "rapidley changin'."
両手で顔を覆う姿。うなだれるマイク。
自筆の手紙。夜明けの真っ青な海、波しぶき。
砂浜を遠ざかるパティ・スミス。
冒頭からのこの流れが素晴らしい。
フォトブックとしてはこれが決定版になるだろう。
この「Dream of Life」というタイトル、ピンと来た人がいるかもしれない。
3年前の2009年に公開された同名のドキュメンタリー映画の監督、
スティーヴン・セブリングが本書も手掛けている。
http://www.pattismith-movie.com/
しかし全くの別ものだと思ったほうがいいだろう。
途中にはパティ・スミス自身の撮影によるポラロイド写真も収められている。
こちらもまた、ファンは必携。