東京ジャーミィ・トルコ文化センター


昨日は上京してきた友だちと1日過ごした。
本当は3日に会う予定だったのが、豪雨で日にちを変えた。
この日はそれまでと打って変わって快晴。


10時に代々木上原駅で待ち合わせて、
リクエストにより東京ジャーミィ・トルコ文化センターへ。
http://www.tokyocamii.org/publicViews/home/lang:jp/
トルコ文化を慎ましく発信すると共に、ここには礼拝場がある。
つまり、モスクということ。


入場無料。10時から見学可能ということで
着いてみると既にチラホラと他の見学客が。
入って左側の小部屋。両側がベンチになっていて腰を下ろす。
部屋の真ん中には泉。奥には炉のようなものがあって、
イスラムっぽい幾何学的な模様のタイルが敷き詰められている。


エントランスの大きな部屋に戻る。
歴史を感じさせる古びた礼拝の写真や植物をモチーフにした美しいタイルの工芸品が
壁いっぱいに広がった棚に飾られている。装飾品には値札が付けられている。
神の姿を描くことを禁じられたイスラムではカリグラフィーが発達した。
その極度に芸術性の高まったものには、曼荼羅に通じるものがあると感じた。


その奥には集会所的なスペース。椅子が並べられている。
セミナーなどが開催されるのだろう。
金曜の夜には無料(寄付)の食事会が開催されるという。
トルコの料理人が腕をふるう。
壁が本棚になっている。トルコの書籍たち。ほとんどがコーランなのだろうか。
その入り口にてタイルや栞、ポストカードなどのちょっとした土産物が売られている。
スカーフや民族音楽のCDなども。
トルコ政府観光局が作成したトルコやイスタンブールのガイドブックや
ツーリストマップが無料だったのでそれぞれもらってくる。
見てると行きたくなるなあ…


2階の礼拝所へ。
白の大理石に海のような青。アーチ型の柱と半円形のドーム。尖塔。
こんなに美しいモスクが東京にあったなんて。
靴を脱いで中に入る。女性はスカーフを頭に巻くことになる。
天井からは壮麗なシャンデリアが吊り下げられ、窓には色鮮やかなステンドグラス。
思わず息を呑むほど素晴らしい。
パノラマ映像があるので是非見てください。
http://www.tokyocamii.org/PublicViews/panoramic/lang:jp
装飾はアラベスクのようでいて、アラビア文字のカリグラフィーとなっている。
おそらくコーランの一節をそれぞれ抜き出したものなのだろう。
女性専用の階段があって、2階に上ることができる。
礼拝所の広間は本来男性専用であって、女性は周辺にて祈りを捧げるということか。


トイレには成人男性の背丈の半分ほどの大きさのシャワーがあって、手洗い所。
便器は和式で覆いのないような形。いわゆる男性の小便器はなかった。


イスラムに関するブックレットなど、無料なのでこれももらって帰ってきた。


代々木上原に来たので前から気になっていた
「ゆうばーる」のカレーを食べてみたかったのだが、
オープンまでまだかなり時間があったので東京駅方面へと移動する。