Sky Bus Tokyo


昨日の続き。5/5(土)の午後。
代々木上原から始発で二重橋まで移動して、三菱ビルへ。
1階の窓口で「Sky Bus Tokyo」の当日券を買う。皇居一周、50分のコース。
屋根のないダブルデッカー。時々皇居の周りで見かけて気持ちよさそうだった。
この日は久々の晴れでゴールデンウィークということもあって
スカイツリーやお台場へと向かう直近のコースは満席。
皇居一周のコースも1時間に1本だったのが30分に1本と運行本数が増えていた。


12時の便に乗ることにして、少し時間ができる。ブラブラする。
この日丸の内界隈はあちこちでコンサート的な催し物が行なわれていた。
東京駅を見に行く。工事中ではあったが、覆いがほぼ外された。
あちこちでお年寄りのアマチュアの画家が折り畳みの椅子に座って
東京駅の水彩画を描いていた。


丸ビルの横に帆船のブロンズ像が置かれているのを見つける。
「デ・リーフデ号」昭和55年にオランダの首相が日本を訪れたときに寄贈したもの。
この船に乗っていたヤン・ヨーテスンは
イリアム・アダムス(三浦按針)と共に漂着、徳川家康の通訳として重用され、
この界隈に屋敷を与えられたのだという。それが八重洲の由来となったとのこと。


時間が来てバスに乗る。1階席はなくて全て2階なのですね。
走り出す。周りは観光客ばかりのようだ。
皇居へと向かう。風が心地よい。和田倉噴水公園の新緑が眩しい。
街路樹の枝も頭上すぐのところに。
というか、雲ひとつない青空。日差しがまっすぐに降り注ぐ。


大手門、竹橋、平川門、千鳥ヶ淵半蔵門と反時計回りに回っていく。
国立劇場最高裁判所三宅坂を過ぎて桜田門の手前で国会議事堂の方へ。
霞ヶ関の官公庁のビル。どこかのビルには鯉のぼりが掲げられていた。
文部科学省、外務省、法務省いかめしいビルが建ち並ぶ。
明治時代に西洋に追いつこうとしていたときの名残がどこか感じられる。
東京高等裁判所のビルはプライバシー保護のため、下の階は窓が少ない。
カバーのようなもので覆われているように見える。


日比谷に出る。ここから有楽町・銀座方面へ。
帝国劇場、宝塚劇場。戦後GHQの本部の置かれた第一生命のビル。
ここで渋滞に巻き込まれて、日比谷公園の話へ。
公園内の有名な洋食屋「松本楼」は創立記念日の9月25日に
チャリティーとして10円(+寄付)でカレーを提供、行列になるとのこと。
開園前、入園料を無料としようと計画したところ
植えた花が心無い市民たちによって盗まれるのではないかと危惧する声が。
そのとき、盗む気も起こらなくなるぐらいたくさん植えようという意見によって
今あるような花に満ちた公園になったのだとか。


ようやく動き出す。ペニンシュラホテルのドアマンが手を振り返す。
有楽町コンコース脇の高架下をくぐる。
なんで渋滞してるかというと、この日は「銀座柳祭り」のため。
http://www.ginza.jp/nishiginza/yanagi/
かつて銀座の通りではガス燈と共に柳の木が名物だったのが
後に西銀座へと移されたという。
モザイク阪急横の公園で吹奏楽団が「君の瞳に恋してる」を演奏していた。
高校生たちなのかな。とても若かった。
外堀通りでは大学生たちによるマーチングバンドのパレード。
赤に青に黄色。色とりどりのテーマカラーに基づいた衣装を着ている。


銀座四丁目の交差点に出て、和光のところで曲って、三越松屋
そのまままっすぐ行って京橋へ。
東京国際フォーラムでまた曲って、最後もう一度皇居へ。
二重橋を見て三菱ビルに戻ってきた。


この日はパレードで渋滞、いつもなら45分のところがかなりオーバーした。
でもまあいいか。得したような。
今度はスカイツリーのコースに乗ってみたい。