子供のいない大人というもの

昨日読んでいて、そうか、と思った。
Rockin' on 7月号より、Kevin Shields のインタビュー。
(My Bloody Valentaine)


「子供のいない大人って、ある年齢を過ぎたら、
 周りの世界との繋がりがほとんどなくなってしまうんだよね。
 なくなってしまうというか、
 世界との関わり方が周りの人たちとは違ってくるんだ」


確かにその通りだ。
昼メシを皆で食いに行ったときに
「子供が○○した」トークについていけなかったとか
そういうレベルではなく。
(初めてハイハイした、熱を出したとか)


人間、ある年齢を越えたらパートナーを見つけ、次の世代を産み育てる。
社会とはそもそもは、そのための共同体だったりする。


役割を果たしてないのだから
僕なんかは本来、肩身の狭い思いをしてしかるべきだ。
その分、どんどん自分の内側へと閉じこもってしまうのだろう。
そしてそれを「この世界」と思うようになる。
共同体なき、外的世界。その幻想。自分対世界。
本来は自分:共同体:世界の3階層がある。


人間とは他の人間を通してこの世界につながっていくものならば
それはいつか「次の世代」を通して、となるべきなのだ。
社会の新陳代謝のために。
自分は若いつもりでいても、社会の方が自分よりも若返っている。
そしてそのことに得てして気がついていない。


なんだかぞっとした…
大人になれないってそういうことか。