赤坂見附という駅

このところ用があって毎週必ず赤坂見附へ。
今日も行ってきた。僕にとって東京で最も不思議な場所である。
何があるわけでもない。
なのに永田町の駅とつながって東京メトロでは乗り換えの多い要所。
丸の内線の心臓は乗り降りの多さから言って
東京駅でもなく、新宿駅でもなく、赤坂見附駅である。
ホームの向かいの銀座線との接続に待ち時間が発生せず、
常に同期を取っているというのもすごい。


ほんと何があるわけでもない。
東側には東急プラザ。駅ビルとしてベルビー赤坂。
これ、最近1階の店が閉まってるなあと思っていたら
ベルビー赤坂自体閉館してたんですね…
はやってなさそうだったしなあ。


調べてみたら跡地にはビックカメラが入るようだ。
ビックカメラのためにわざわざ新宿や渋谷でもなく
赤坂見附に行くことなんてないだろうから
今の仕事が終わったらこれから先、二度と訪れないかもしれない。
なのに乗換えではよく使うという。


駅を出て西側の赤坂方面の通りには飲食店が並ぶ。
マックがあって、銀だこがあって、その他チェーン店っぽい居酒屋。
それなりに雰囲気のある店も奥に入ればあるんだけど、
わざわざここまで来ることはないかな。
ラーメン屋もいくつか開拓したけど、どこも合格点には至らず。
しかも土日来るとどこもガラガラなんですね。
昼の時点で全:従業員と全:客を比較したら、絶対前者が圧倒していると思う。
逆に、金曜の夜なんかはすごい。
家が多方面に散らばってる会社員たちが帰りに集まって飲むなら便利ということか。


「Hooters」が日本上陸というときに赤坂見附を選んだ理由がよく分からない。
東急プラザの力だけなのだろうか。周りと何の相乗効果も狙えない。
最初のうちはかなり話題になったけど、…今、儲かってんのかな。
(僕の好きなアメリカのバンドと名前が同じなので、気になるんですね)


土曜の今、こうしている間にも赤坂見附って地上に人がいなくて
地下を行き来する人だけがやたら多い街。
東京メトロ駅ナカの「Echika」をここにこそつくるべきなのに。