終戦記念日

今日は終戦記念日か。67年目。
もうそんなになるのか。
50年目の、と言われたのがそう遠くなかったように思える。
17年前だから僕は20歳だったのか。1995年。


朝、通勤途中でラジオを聴いていたら、
追悼式典が両陛下参列のもと、遺族代表ら7000人を集めて
日本武道館で開催されるという。
ちょうどその頃、皇居の前を歩いていた。
いつものようにひっそりとしていた。
お盆休みだからか、通りがかる車の数は心なしか少なかった。
市民ランナーの数も少なかった。
それでも、走っている人はいた。
僕のように通勤途中のサラリーマンとどんどんすれ違う。


戦争はなくならない、終わらない。
この国が主体的に関わっていないというだけ。
隣接する国家間の戦争よりも、
国家が分裂して民族が対立して内戦が増えているということの方が気になる。
力関係に応じてその国を配分すればいいというものでもなく。
憎悪に捉われた人間は、集団の関係性は、すぐには元に戻れない。
形式的な和解は結局長続きしない。
憎しみは憎しみを生んで、その連鎖は他のどんな感情よりも頑なだ。
国家間の戦争は利害を争うのだから第三者が仲裁しやすい。
内戦は当事者しか、踏み込めない。


そんなことを考えながら、オフィスへと向かった。


追記:
昼に外に出たら神保町の交差点は機動隊ですごいことになっていた。
裏通りにまで小さなバリケードができていた。