クラシック

誘われてクラシックのコンサートを見に行く。
と言っても大学のOB/OG会を中心としたアマチュア弦楽合奏団となる。
場所は初台のオペラシティで、すごいところでやるもんだな、
と思って行ってみたら小さなリサイタルホールがあった。


昨日から雨が降っていた。朝も雨。傘を差していく。
タワレコに寄って昨晩観た SalyuLily Chou-Chou のCDを買うつもりが、
N'夙川BOYSの最新作が気になって思わず買ってしまった。
途中でラーメンを食べて、初台まで歩いて行く。


会場に入る。周りは日常的にクラシックを聴いたり演奏するような方たちばかり。
年配の方が多かったのは団員の父母やより世代が上の大学OB/OGなのだろうか。


演奏された曲目は


H・M・グレツキ(1933-2010)
「古風な3つの小品」


O・レスピーギ(1879-1936)
リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲


J・シベリウス(1865-1957)
「ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための組曲


E・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948)
「弦楽のためのセレナーデ」


(アンコールでもう1曲演奏したように思う)


こうして作曲家の年代も併記してみるとなかなか新しいんですね。
今思うとロマン派の流れるような…、
というよりも現代音楽的な抽象的な図形が見えるような曲目/演奏だった。
定期演奏会は年に1回ということで最初は固かったけど、
後半に入って、特にアンコールの曲がよかった。


終わってロビーに出たら、以前お世話になった方とばったりお会いした。
一杯だけ飲みにいこうと近くの「HUB」へ。ギネスのハーフ・パイントを飲む。
指揮者の話になる。中国映画の『Hero』だったかで、
書道家が体よりも大きな筆に全身を預けて大きな書を書く。
このときの身のこなしは武道と全く同じであるという。
指揮者も同じようなものかもしれない。
オーケストラの全体をオーガニックに動かす、団員の息の合う瞬間がある、
その指揮棒の動きは武道の型に通じるものがあるはずだ。
なるほど、と思った。