『モテキ』

昨晩、映画版の方の『モテキ』を観た。
N'夙川BOYS に今はまっているというのもあるけどそれはたまたまで、
サントラやスピンオフのカヴァー集がセンスいいなあというのに
最近気づいて観てみたくなった。
ドラマ化が話題になった去年か一昨年の頃は特に興味を持たなかった。
http://www.moteki-movie.jp/index.html


自分だったらこの、長澤まさみ麻生久美子仲里依紗真木よう子の4人のうちで
誰を選ぶだろうとかそんなことを考えながら観る。男としてまあそうですね。
このうち、仲里依紗真木よう子が添え物で
長澤まさみがメイン、麻生久美子がサブというのがもったいなかった。
宣伝のポスターなんかだと4人対等に並んでいるけど全然違うじゃん、
三角関係の普通の映画じゃん、モテキでもなんでもないじゃん!
と突っ込みながら観てた。


この4人に主役の森山未來を始め、
リリー・フランキー金子ノブアキといった脇まで
ポップに上手かったのでそれだけでサササササとお茶漬けのように観れてしまった。
ウジウジしているようでいて、森山未來の身体能力の高さがよかった。
ピエール瀧バナナマンといった有名人も出てるし、
N'夙川BOYSや女王蜂の演奏シーンもさすがかっこいい。
最後のスチャダラパーのライヴと、最初のPerfumeのミュージカルもぐっときた。
いいとこ取りの幕の内弁当的映画。それ以上でもそれ以下でもない。
その楽しさが後半、シリアスな展開になったのがどっちつかずだった。
とはいえロックファン、サブカルファンならば必見で、
サントラも買いたくなるし、ドラマも見てみたくなる。
(まあ見る人が見たら上っ面なんでしょうけど)


人生にはモテキが3度あるということで、自分の場合、
幼稚園の年長組、小学校5年生、高校1年生だったなあ、と。
すぐ思い出せて即答できる自分が哀しい。
目の前にドラえもんがいたらタイムマシンに乗って過去の自分にカツを入れたい。
君がそのとき、「人生こんなもんか」と思ってしまったから今の僕があるのだ。