たまには料理がしたい、カレーをつくりたい、と思う。
カレーのつくり方ってネットで調べたり、人に聞いたことがない。
どうなんですかね。
材料を切って、鍋で炒めて、水を入れて煮て、アクをすくって、
あとは一定の時間煮て、その間ご飯を炊いて、カレーのルウを入れたら出来上がり。
その気になればカレーのルウの箱にも標準的なつくり方が記載されている。
じゃあそれがジャガイモ何個で水は何ccで何分煮ればいいのか、
なんてことは何回かつくっていくうちにだいたい勘で分かってくる。
肉だとこれぐらいのパックひとつ、というような。
大事なことは、最初のうちはキッチンから離れず、鍋の様子を伺ってることだと思う。
少なくともほったらかして煮過ぎってことにはならない。
僕なりのカレーのつくり方のポイント。
・リンゴを入れる。なければリンゴジュース。
4・5日食べるとしてリンゴ半個を摩り下ろして入れる。
200mlぐらいの小さいサイズの缶ジュースだと1本。
人によってはヨーグルトだったりコーヒーだったりしますが。
隠し味としては青森県民である以上、やはりこれですね。
バーモントカレーだってリンゴが入ってるじゃないですか。
・金銭的な余裕があれば、肉は組み合わせで。
豚と牛、豚と鶏など。なんなんでしょうね。
これだけは人から聞いて「絶対試そう」と即断だったんですが。
味に深みが出ますと聞いて、確かにそんな気がする。
ハーフの女の子がエキゾチックでキレイなのと一緒なのかな。
豚同士で角切りと細切れを合わせるのもあり。
当たり前の話だけど、豚肉とシーフードみたいなのはおいしくならない。
・ルーも組み合わせですね。
青森の家ではゴールデンカレー中辛とバーモントカレー甘口だった。
東京に出てきてからジャワカレーだったりあれこれ試しましたが、
一番の組み合わせは上記ゴールデンカレー+バーモントカレーに
どうしてもなってしまう。かといって自分でつくると
母の味とは似ても似つかないものになる。不思議。
・仕上げにバターとケチャップとソースを入れる。
味が適度に分かりやすく、安っぽく、家庭の味になるのがいい。
一言で言えば、親しみやすくなる。
これも母がしてたのを真似。隠し味程度に。さすがに醤油は入れない。
・凝らない。タマネギはみじん切りで飴色になるまでとか。
細やかなことをしだすとカレーの神様は手のひらからすり抜けてしまうように思う。
ザックリとした思い切りの良さと
何回かつくってこなれていく中で手際がよくなる、悩まなくなる、
というのが大事かな。
カレーだから何分煮るってのはなくて、
この鍋のサイズでこの具の量でこの水の量でこの火加減だとこうなるってのを
体感値として覚えておくことが重要。
以上です。
書いていたら、いろんな人のいろんなカレーが食べてみたくなった…