最近疲れてます。

ちょっと前に facebook / twitter に書いたことですが。


ラーメン屋の湯切りがオーバーアクションで芝居がかってると
「ああ、この店は自己満足でラーメンをつくってるのだな」と思って、
二度と行かない。「湯切り入ります! セイヤッ!!」とか。
それが「何とか切り」と必殺技のように呼ばれてるとか。
アホか。さっさと運んで来い。


そんなわけで。
なんかこう普通のラーメン屋って最近出会ってないなあと。
気軽に入って、普通にラーメンが出てきて、ボケーッと食べられるような。
変なこだわりもなく、愛想が良くも悪くもなく、
内装やBGMに凝ることもなく、清潔で淡々としている店。
一言で言うと気さくに入れる店。


どこそこの店の二代目とか継承とか言ってる時点で
借り物っぽくて中身がなさそうだなーと思いつつ
入った途端意味不明な掛け声を店員皆が叫ぶとか、疲れます。
そんで背脂の使い方とか研究しまくってるのに頼んだトッピングを忘れるとか。
浅草の某製麺所の極太麺を使っているとデカデカと書いているとか。
食べ終わったら丼を上に戻して布巾で拭くのが「マナー」とされていて
知らないのは野暮だとされるとか。
常連さんばっかりで店長がずっと誰かと話してて、
お得意さんにだけは「例のあれ」を出すとか。
1日限定10食という割にはいつ行ってもあるとか。
どこそこの有名店の店長が来たとかで色紙や一緒に撮った写真を貼ってるとか。
なんかもう新しくできる店のことごとくがめんどくさい。
ラーメンが文化になるのはいいけど
サブカルチャーになるのはあんまいいことない。


魚介とんこつという語義矛盾も野菜がエベレストとかもういいからさ、
普通にしょうゆ味で澄んだスープのあっさりしたラーメンを食べたい。
そういうのは古くからの客の少ない店にしかないのか。
(でもその場合、ほんとにダメな店も多いからなかなか入れない)
調味料も食材も必殺技もゴテゴテと足していくばかり。
どうしてシンプルに削ぎ落としていく方向にラーメン界は向かわないのか?
早い話、量とか奇抜さとか常連や仲間内のつながりを大事にするとか
ごまかしてるとしか思えないんですよ。


すいません。最近疲れてます。