三陸の旅 その17

(2/21(木)朝)


08:00 前の日遅かったのに早々と目が覚める。
今日も雪。風がピューピュー吹いている。
ホテルの朝食。バイキング。肉じゃががあっていいねーと思っていたら
ごはんの脇にカレーがあって思わずそっちにしてしまった。
結局食べ過ぎる。
周りの人たちの多くがスーツ姿。食べ終えるとそのまま外に出て行く。


09:45 チェックアウト。それまでの間は『虐殺器官』を読んでいた。
Yahoo! を見たら今日の最高気温 -2℃。北上もそれぐらいか。


10:29 - 12:00 JR新幹線やまびこ52号。
みどりの窓口で郡山までの新幹線の切符を買う。
改札を出て掲示板を見ると
北上線は、大雪のため運転を見合わせております」
そういえば昨晩もそういうアナウンスが流れていたな。
待合室に高校生たちの姿がちらほらとあった。
帰れたのだろうか。今日の通学はどうなったのだろうか。
僕が高校生だったとき、津軽線が止まることはなかった。


新幹線のホームに上がるとアナウンスが。
「間もなく上りの新幹線が通過します。
 雪が舞い上がりますので下がってお待ちください」
その後一瞬で新幹線が通り過ぎ、土煙のように辺りが白くなった。


福島で雪になる。トンネルを抜けて郡山は晴れ。
改札を出てリュックサックをコインロッカーに預ける。
昼は郡山在住のSさんに事前にいくつか聞いておいた
おいしい店ということで、今日は「天ぷら 佐久間」へ。
http://tabelog.com/fukushima/A0702/A070201/7000013/
駅からは遠い。調べたら百合丘団地行きに乗ればいいとあったので
バス乗り場に行ってみたら似たような終点/ルートがいくつかあって。
まごまごしているうちに目の前を通り過ぎたのがまさにそれ。
時刻表を見たら1時間に1本だった…


バスで10分。僕の足だと30分から40分ぐらいか。
1時間待つのもなんだし、気を取り直して歩いていく。
大きな通りに出ると「星総合病院」という大きな病院があった。
星新一や星製薬となんか関係があったりするのだろうか。
看板に新病院が平成25年1月開院とある。
見ると屋上の方で何かが崩れていた。2年間ずっと放置されたのか。


空は晴れているが風が強い。地面に氷ついた箇所はツルツルのまま。
遠回りになるけど国道沿いに歩いていく。
「せせらぎの小道」というのを通過して、
「西部プラザ」に出る。大きなイトーヨーカドーがあった。
オートバックスであるとかロードサイドの店が多く集まる通りを歩いて
だいたい40分ぐらい掛かっただろうか。


13:00 「天ぷら 佐久間」は駐車場からして満車に近く、
中に入っても大勢待っている。
名前を書いてから呼ばれるまで30分待たされた。
会社員の昼休みの時間を過ぎてごそっと空いて
カウンターやテーブル席が空いてもなかなか通してくれない。
天ぷらを揚げる順番待ちや給仕の立て込み具合というのがあるのだろう。
その分、座ったらすぐに目の前で揚げて出てきた。
本当はコースにしたかったけど時間がないのでかき揚丼。1,050円。安い。
小柱と海老のかき揚がほんのりさくさくしてて絶品。
ごはんもタレも申し分なし。
年に1度あるかないか、店の人に「おいしかったです」と伝えた。
日本橋の金子半之介の天丼と甲乙つけがたい。


14:00 1時間に1本のバスが行ってしまったあと。
タクシーを捕まえて郡山駅前に戻る。
本を買おうと「うすい百貨店」へ。ジュンク堂が入っている。
2年ぶりの郡山。前回来たときはなかったはず。
当時はこのデパート、全然客の気配が感じられなかった。
今思うと2011年4月、震災の影響があったのか。
今日は同じ平日でも打って変わって客の姿が多く見られた。


タクシーは裏道を駆使して右に曲がり左に曲がり。
僕は結構な距離を歩いたんだな。
うすい百貨店は駐車場待ちの行列になっていた。
僕の乗ったタクシーの前を走っていた車が突然横入りしてクラクションが鳴る。
気が付かなかったのか、故意か。


ジュンク堂では『解錠師』を買った。
このミス2013年版で2位。前から読みたかった。
宿では缶ビールも高いだろうと前もって買っておく。500mlの缶で3本。