路地裏で

書くかどうか迷ったけど、昨日の続き。
尾籠な話になりますが。


その後床屋さんでこういう話を聞いた。


店の裏手に小道があって、向こう側に通り抜けできる。
いつも×××をそのままにしている犬とその飼い主がいて、
仕方ないなあと思いつつ片付けていた。
ある日、犬を連れた女性と目が合う。
こちらは特に何を言ったわけではない。
だけど悪い予感がして、しばらくしてから店のゴミ箱の蓋に
ビニール箱に入れられた×××が置かれていた。
「もう一度言いますけど、こちらは何を言ったわけでもないんですよ。
 ただ目が合ったというだけで。怖いですよ」


犬ならまだよくて。
人がしたのを時々片付けることがあるのだという。
砂利道にそのまま放置されている。
拭いたタオルもそのまま脇に捨てられている。


それどころか現行犯で見つけたことも。
「あんた、始末していきなさいよ」と言うと、
素直に片付けていったとのこと。
「なんなんでしょうね。
 近くにトイレの借りられるコンビニだってあるのに。
 頭のおかしい人が増えたんでしょうか」
本当に困っていたのか、あるいはなんらかのフェチなのか。


さらにそれどころか。隣の家はわざわざ玄関を開けた中で
×××をされたのだとか。余りにもおかしい。
この小道は他にも物陰で若い男性が女性の化粧をしていたり、
石をきれいに並べた上にお菓子を置いてそのままになっていたりとか。
あれこれ聞かされた。
大通りを一歩離れたところの路地裏って
「物陰」というか何かの境目になってそういうの引き寄せるんだろうなあ。


聞いてると何がどうってわけではないけど、微妙にざわざわと怖い。