昨日の昼親子丼が食べたくなって、PJメンバーと「やきとり屋」へ。
その「隣」が今週からランチを始めたことを知って、さっそく入ってみる。
メニューは豚テキ丼のみ。
分厚い切り身に甘すぎもなく辛すぎもないタレ。
豚汁がついて、もやしのナムルときゅうりの漬物が食べ放題。
テーブルには七味唐辛子と小さな壷に入った肉味噌。
うまかったですね。これで900円、大盛りも同じ値段というのはいい。
昨今、神保町のお気に入りの店がことごとく閉店。
東京で一番うまい味噌ラーメンだった「味噌や」が先週。
もっと前に、気がついたら雀荘「つかさ」のカレーがなくなっていた。
小学館ビルの建て替えで「七條」も移転。
ちゃんぽんや皿うどんを食べに行った「九州」はどうなっただろう?
その分新しくできる店はあるもののチェーン店だったりで、今ひとつ。
神保町ならではのこだわりがない。
そんなところに焼き鳥屋の隣(正式名称は「隣ん家」だったか)が
ランチを始めたのはとても心強い。
居酒屋ランチは「やきとり屋」の親子丼同様、
看板メニューひとつだけを提供、という方がうまい。
もちろん、出てくるのも速い。
しかし、味に自信がないとなかなかできないものである。
たいしたことない店ほど品数で勝負している。
ラーメン屋だってカレー屋だってそうじゃないですか。
スープはこれしかありません、ルーは一種類です、という店はブレがない。
チェーン店のカレーではココイチがダントツのシェア率で
追随するものがない、という記事をこのところ何回か見かけた。
創業者夫婦の人徳や経営哲学もあるんだろうけど、
人気の秘密はあの何の変哲もない、
これと言って特徴のないルーにあるらしい。
変に尖った味じゃないから毎日でも食べられる。
しかもそれが1種類だけ。
(ハウス食品にアウトソーシングしているとのこと)
そこにあのトッピングの豊富さで
いくらでもバリエーションが生まれるというのがポイント。
そういえば「やきとり屋」の親子丼に対する
チーズやキムチのトッピングと、無料の食べるラー油。
「隣ん家」の豚テキ丼に対する
もやしのナムルや肉味噌のトッピング。
これもまた同様にくすぐるものがあるのだな。
何かが、見えてきた。