冷奴というもの

温かくなって最近冷奴ばかり食べている。
昨年秋に志したダイエットも冬にかけて頓挫。
そろそろ再開するかという気持ちもあり。


単に豆腐に醤油をかけるだけではなく、
刻み葱を買ってきて、かつおぶしにすりごまに
チューブの生姜をかけて食べる。
醤油は昆布醤油。豆腐は木綿。
これだけでご飯の替わりにしたり酒のアテにしたり。
なんかもう、当分これだけでいいやと。


そういえば僕はあるもの
何でもかんでもかけて食べるのが好きだなあ。
納豆も刻み葱を買ってきて、かつおぶしにすりごまに
までは一緒で、青海苔からしに。


素材にこだわって高級な食材を買っていたら
豆腐に醤油だけで十分うまいんだろうけど
スーパーで一番安いものばかり買うから
なかなかそうもいかず。
コンビネーションで勝負する。


なんとなく今、豆腐にキムチを乗せて食べたら
うまいんじゃないかという気がしてきた。
いや、それよりも納豆が合うんじゃないか。
可能性が広がる。豆腐という名の小宇宙。


しかし、居酒屋に入ったらまあ食べないね。
みんなで少しずつ箸でつまむというのはなんか違う。
豆腐と私。
ひとりきり向き合って食べるものなんじゃないか。
ひとり用の小さな鍋で食べる湯豆腐もまた、そう。
おちょこに熱燗で。