レピッシュの旧作が昨年リマスタリング紙ジャケ再発と聞いて
少しずつ買い集めている。
積読? 積聴? だったセルフ・カバーのアルバム『caldera』も聴いた。
え? かっこいい。なんだ、このテンションの高さは!?
「美代ちゃんの×××」「Hard Life」「Animal Beat」なんかをやってて
(元ちとせの「ワダツミの木」もカバーしている)
90年代末のオリジナル・アルバム数枚より断然いい。
世間的には代表作は『make』ってことなんだろうけど
上田現の「ハーメルン」は好きなものの
杉本恭一のヒット曲「magic blue case」がイマイチなじめず、
もしかしたら一番聴かなかったアルバムかもしれない。
やっぱ最初の3枚が甲乙つけがたい。
『LA-PPISCH』『WONDER BOOK』『KARAKURI HOUSE』
『KARAKURI HOUSE』は「歌姫」1曲だけで個人的には名盤。
(僕以外にもこの曲が好きって人聞くけど、ベストに入っていない)
https://www.youtube.com/watch?v=vLDeEXeTH30
いや、他の曲もいいんだけど。
「おやすみ」「目覚まし時計」「FANTASY」など地味な曲も
それぞれに尖っている、毒を放っている。
レピッシュ史上最も得体の知れない時期だったんじゃないか。
何よりも歌詞が怪しい。
トッド・ラングレンがプロデュースってことで賛否両論。
なにがいけないんだろ?
隠れた名曲で言えば
日陰のアルバム『マイム』の「ドライブ」であるとか。
『ポルノポルノ』の「プレゼント」とか。
完全に僕は上田現派ですね。
惜しい人を亡くしたなあ。
もう5年になるのか。
これも上田現の名曲。「room」
https://www.youtube.com/watch?v=9VbWNavY0oM
この頃バンコク近辺でビデオクリップ集をつくったはずで、
「イージンサン」「パーティ」が入っていたように思う。