荻窪ラーメン再訪(前編)

ゴールデンウィーク
先月発売の『荻窪WALKER』に触発されたということもあって
荻窪ラーメンの有名店をいくつか再訪、ないしは初めての訪問。
全部で10店。「春木屋」と「春木家本店」は最近何度か行ったので今回はパス。
「丸長」は最近ずっと閉まってるのかな。結局一度も入れてない。
「漢珍亭」も店を閉めたという噂をどこかで聞いた。
南口にあった「ぐるり」もいつのまにかなくなっている。
環八沿いの「味噌一」も。
今日は前半の5つ。


1)「丸新」(4/28:チャーシュー麺に味玉)★★★☆☆
  青梅街道沿いの一見普通の中華料理屋。
  随分と昔、映画サークルの先輩や後輩たちと車で伊豆かどっかに
  泊まりで遊びに行った帰りに僕を荻窪まで送ってくれて、
  そのとき初めて入った。
  「春木家」と「丸長」「丸新」「丸福」この3兄弟が
  古きよき荻窪ラーメンを受け継いでいるのか。
  いたってオーソドックスな、醤油味の澄んだスープ。
  ほうれん草と海苔が入っている。
  普通のラーメンとしては十分おいしいんだけど、
  どうしても「春木屋」と比較してしまう。


2)「ビンギリ」(4/29:勝浦タンタン麺に味玉)★★★★☆
  青梅街道とぶつかる四面道から環八を井草方面へ。
  この辺りはそれほど商店街として栄えているほうではなく、
  荻窪駅からも離れているので、知らなきゃ入らない人も多いのではないか。
  勝浦タンタン麺の他に普通のタンタン麺もあった。
  激辛と書いてあったけど、ギリギリ僕でも食べることができた。
  脂が膜のようになった真っ赤なスープに
  これでもかこれでもかとタマネギと挽肉が沈み、
  麺の上にはたっぷりとニラが乗る。
  これは麺を食べた後にご飯にかけて食べるか、
  スープの中に入れておじやのようにするか。
  2回・3回と通ううちにはまりそう。でも確実に太るな…


3)「十八番」(5/1:特製十八番)★★★★☆
  荻窪座商店街にある。昔から知ってたけど、
  人気店だとは全然知らなかった。
  気にするようになってから夜、その前を通るといつも混んでいる。
  昼はやってないのでずっと入ったことがなかった。
  この日は平日の夜で雨が降っていたけどほぼ満席。
  豚バラ肉の炒めとニラ、刻みニンニク、ザックリと切ったネギ。
  二郎とはまた別のジャンク系。好きな人はとことん好きでしょうね。
  スープも麺も今回食べた中では最も独創的でした。
  次は餃子を頼んでみよう。


4)「ねいろ屋」(5/2:特製濃厚とりそば)★★★★★
  教会どおりの奥にある小さな店。
  2人掛けのカウンターが3つで6人しか入れない。
  11:30のオープン前から2回転分行列。
  前に来たときは店がまだ「二葉」だった頃か。
  かれこれ4・5年かもっとそれ以上前。
  「二葉」で修行したみたいなんだけど、
  断然「ねいろ屋」の方がうまい。
  ラーメンとは思えないほどクリーミーなスープに
  柔らかくさっぱりとした鶏のチャーシュー。
  麺もツヤとハリが違う。素晴らしい。


5)「久保田」(5/2:チャーシュー麺に味玉)★★★★☆
  荻窪座商店街の奥まった路地裏にある。
  最近できた店の中ではなかなかいいと思う。
  あっさりしていてコクがある。
  パッと見地味だけど、腹の底でしっかり自己主張するような。
  以前は奥さんらしき方が店を手伝っていて、
  外に出てチラシを配っているけど最近見かけないように思う。
  店が荻窪に居場所を見つけて、固定ファンがついたからか。