荻窪ラーメン再訪(後編)

ゴールデンウィーク荻窪ラーメン食べ歩き(?)の後半です。
「太陽のトマト麺」がいつも割りと混んでるんだけど、
あれってどうなのだろう?
駅に広告を出している「はつがい」は?
荻窪は「花月」系列のグロービート・ジャパンが本拠地を構えているので
フラッグ・シップ的な店があるんですよね。
座商店街のアーケードには実験店舗(?)もあるし。


6)「鳴神」(5/3:上湯しょうゆラーメン 排骨増し)★★★★☆
  教会通りの入り口にある。
  けっこう好きで何回か入ったことがある。
  揚げ立ての排骨が乗っかっているのがいい。
  スープはあっさりの上湯(シャンタン)と
  こってりの白湯(パイタン)のふたつ。
  澄んだ醤油の上湯の方が潔く、ムダを削ぎ落としたような味。
  飲みすぎて二日酔いの休日に、なぜかよく食べた。


7)「二葉」(5/4:熟成全部入り)★★★☆☆
  青梅街道を白山通り商店街の方へ。ここも人気の店。
  背脂煮干ラーメンが名物なんだろうけど、頼み忘れた…
  無茶苦茶幅広の麺。新潟の燕三条系らしい。
  僕が頼んだのは麺もスープもオーソドックスな方。
  チャーシューに味玉が入っている。
  悪くはないんだけど、
  枝分かれした「ねいろ屋」を思い浮かべると…
  あと、椅子が座りにくい。


8)「丸福」(5/4:チャーシュー麺に味玉)★★★☆☆
  荻窪座商店街の入り口というか、松屋の向かい。
  知らない人だとごく普通のラーメン屋だと思うだろうね。
  同じ並びの「萬龍軒」の方がそそられるかもしれない。
  「丸福」は「丸新」と似ているようで、
  こちらはもやしと挽肉の入ったラーメン。
  カウンターだけの地味な雰囲気の店。
  「春木屋」と似ているけど、こちらが陰のように感じる。


9)「尚屋」(5/5:別府冷麺)★★★☆☆
  前から気になっていた別府冷麺の店。東京だと珍しい。
  以前は南口仲通りの商店街の奥まったところにあったのが
  青梅街道沿いに移転した。カウンターだけの小さな店。
  温麺と冷麺と、それぞれ辛いのがメニューにあった。
  冷麺にする。魚介系和風だしの味は一見奥深そうなんだけど、
  冷たいとあんまり味がしないんですね。
  冷やし中華そばよりは日本蕎麦に近いと思った。
  麺はもちっとした噛み応えある太麺。
  ごわごわした古きよき時代のチャーシューにキムチ。
  うーん、僕だと温麺の方がよかったかもしれない。
  居合わせたおばあさんは別府出身とのことで
  いつもバスで通り過ぎるたびに気になっていたとのこと。
  そこから店内は別府の話となった。


10)「マツマル」(5/6:特製マツマルラーメン)★★★☆☆
  南口仲通りにある。隣が同じ系列の肉屋。
  それだけでなんだかうまそうに思えるのはなぜか。
  「ぶらり途中下車の旅」で取り上げられたという。
  なんかそんな感じ。どこか懐かしい。
  入ると僕以外に客はひとり、そのひとりもやがていなくなる。
  若いのが麺を茹でておばちゃんが盛り付けする。
  あまりにも普通のラーメンだけど、
  今回食べた10軒の中では「毎日食べてもいい」味だったと思う。