東洋文庫ミュージアム

編集学校の汁講(オフ会)後半戦。
昨晩東京に戻ってきて、今日は駒込東洋文庫ミュージアムへ。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/


12時に待ち合わせて、併設のレストラン「オリエント・カフェ」
ミュージアムの中庭に面していて眺めがいい。
周りは有閑マダムのお食事会やシルバー世代のプチクラス会的な。
限定10食の『文庫ランチ「マリーアントワネット」』にする。
\1,800で和洋折衷のお重。
これが分厚い辞典のような形をしていて、
ちゃんと左が丸く出っ張って右が引っ込む (_( の形になっている。
蓋を開けるとゴボウや鶏肉の入った洋風の炊き込みご飯。おいしかった。
このお重、あとからパンフレットを見たら
「樹齢115年という小岩井農場では一番古い杉の木を使用したものです」
とのことで、限定10食は材料の仕入れではなく、
そもそものお重の数かもしれなかった。


中庭を歩くと
アジア各地の言語で知恵の言葉が刻まれた黒い石版が建っている。
「人は知識を求めるも、豹虎は獲物を狩るのみ 中国南部」
「知は力なり ペルシア」など。


ミュージアムへ。
2階の「モリソン書庫」が圧巻。3階建ての書棚。
東アジアに関する厖大なコレクションは2万4000冊になるのだとか。
今から100年以上昔、慎ましくもがっしりとした装丁の
赤に茶色、青にみどりの背表紙の本たち。
書庫というよりもワインの貯蔵棚を僕は思い浮かべた。
その隣が「岩崎文庫」展示は頻繁に変わるようで、
今日は甲骨文字、鳥に関する書物、
マルコ・ポーロの東方見聞録の77ヶ国語版それぞれ。
(その全部だったか一部だったか思い出せず)
企画展として「マリー・アントワネットと東洋の貴婦人」
マリー・アントワネットの最後の手紙なんかがあったなあ。
あとはイエズス会士の書簡報告、
長崎のキリシタン細川ガラシャ婦人など。


14時からたまたま、ハープシコードチェンバロの演奏。
古きよき端正な音に耳を傾けた。


過去の企画展「もっと北の国から 北方アジア探検史」
のパンフレット、興味があって買う。


そう言えば途中に一部ガラス張りの通路があって、怖かった。
2階の高さで、下が何もなくて空いてるんですよ。


ミュージアムを出て、近くのファミレス系イタリアンレストランで
(行くかどうか迷って、最終日だから混んでるだろうと見送った)
フランシス・ベーコン展にちなんだリアル稽古をする。


その後飲みに行きたかったけど、
19期:花伝所のキャンプ(オンラインイベント)のため
途中で抜けて帰ってきた。
今からそちらに参戦。