朝起きて床屋に行く

朝起きて床屋に行く。9時、開店と同時に入る。
僕が最初。先に待ってる人はいなかった。
月末はなぜかいつもお客さんが少ないのだという。
今月2回の3連休は忙しくて、それが水曜まで続いて、
木金と暇になっていった。
月末は仕事が慌しい人が多いからか。
いや、町の床屋ならリタイヤした人も訪れる。
結局ご主人にも分からず。何十年と店を構えているのに。


ご主人は休みの日によく車に乗って夫婦で旅行に出かける。
写真を撮るのが趣味で、東北の紅葉であるとか富士山とかあちこちに。
行く先々で郵便局の預金通帳に1,000円ずつ預金するのだという。
全国の「○○郵便局」という記帳が少しずつ溜まっていく。
それがもう何冊にもなる。旅の記録としてとても面白いと思う。
場所も取らないし、時系列にまとまってバラバラにならないし。


髪を切られながらボケーッと聞いてたので忘れてしまったが、
関西だったか北陸だったかの山奥の郵便局は
コンピューターが導入されていなくて、機械が印字するのではなく、
局員がガチャンとスタンプを押すのだという。
だからそこだけ2行分の厚さになる。


東京駅に行ったとき、「東京中央郵便局」があると聞く。
(KITTE のあるところですね)
そのときたまたま通帳があったので
東京の中央ってのも面白いなと預金しに行ってみたら
「ゆうちょ銀行 本店」と印字されて味気なくてがっかりした。
などなど。


そういえば新宿駅は天井が低く、どれだけ地下街が広がっていても
それだけで狭いという印象を受けるけど、
東京駅は天井が高いから新宿駅よりも広いと感じる。
という話になって。なるほどと思った。