仙台日帰りツアー その1

昨日は学校関係の集まりで仙台日帰りツアー。
7時起きで東京駅へ。8:40のやまびこに乗る。
ビールやチューハイの類いは我慢する。
行きは『家族喰い』という本を読む。
http://www.amazon.co.jp/dp/4778313828
昨年の尼崎の事件を取材したノンフィクション。
グリコ森永事件との関連とか監禁から抜け出した人の証言だとか
夢中になって読んでいるうちに仙台まで2時間あっというまだった。
ほぼ読み終える。


10:40到着。3階のホームから2階へ。
どこもかしこもなかなか混雑している。
「牛タン通り」とあるのに気づいて3階にまた戻る。
「利久」「喜助」「伊達の牛たん」と有名店が軒を連ねてるんだけど
まだ10時台だというのにどの店も行列。
恐るべし、牛タン。


2階から西口の外に出る。
仙台駅のペデストリアンデッキは日本でも最大級なのだとか。
駅前の LOFT も PARCO もどこに行くにも2階から。
正面玄関が2階にある。
(午後 LOFT に入って1階まで下りたらパチンコ屋で外に出られなくて困った)


牛タンを食べに行く。
「司」がいいと教えてくれた方がいて、
3店舗あるうちの2店舗が夕方からだったので東口の駅前店へ。
西口から東口へと向かう途中楽天イーグルスの公式ショップがあって、
ものすごく客が入ってた。
そういえば明日は優勝パレード。
この賑わいももしかしたら全国から楽天ファンが
泊りがけで観光に来ているのかもしれない、と思う。
その後街を歩いているとどこもかしこも楽天優勝おめでとうの垂れ幕ばかりで。
11月の間ずっとかけてたんだろうな。
(後で聞いたところでは優勝バーゲンセールは数日だけだったとのこと)


栄えてる西口と対照的に東口は閑散としていて
無茶苦茶でかいヨドバシカメラがあるぐらい。
こっちはオフィス街なのだろう。
その横に「司」があって、行列になってるのだろうかと
ビルの角を曲がってみたら人影がない。
なんだすぐ入れそうだなと店の前まで来たら
「肉が完売のため、閉店します」と。
昨晩で出尽くしたということか。
残念だけど諦める。


さてどうするか。最初考えていた「旨味太助」にするか。
「司」を薦めてくださった方がその次は「べこ正宗」がいいというので
せっかくなのでそこにする。
西口に戻ってペデストリアンデッキを歩いて、駅の向かいのさくら野百貨店へ。
階段を下りてアーケード街に入っていく。
「ハピナ名掛丁商店街」さっそく「利久」に長蛇の行列が…
「べこ正宗」は脇のジャンジャン横丁の中にあって、
狭くてうす暗い通りに飲み屋の看板が並んでいる。
ここもまた行列。最後尾に加わる。
列が少しずつ進んでいってしばらく経ってから気づいたのが、
この行列はその隣の「真助」のものだということ。
調べてみたら、食べログで3.6点台。
これは並ぶ価値あるんじゃないかと予定を変更する。


この横丁の店はどこも階段を上って2階になる。
最後はこの階段の中で待って、結局1時間近く並んだ。
「真助」は他の店と違ってあれこれメニューはなくて
牛タン焼きを単品で頼むか、定食にするか。潔い。期待が高まる。
あとは1人前か1.5人前か選ぶだけ。
塩かタレも本当は選べるみたいなんだけど、タレは切れていた。
もう一軒ハシゴするつもりだったので1人前にしておく。
席についたときには前の客のを焼いていたので、ここからも少し待つ。
出て来た牛タン焼きはそもそもツヤが違った。
口に運ぶともっちりとジューシーで絶品。
柔らかいのに噛みごたえがあって、なのに筋張ってない。喉越しがいい。
あっさりした塩味も風味がある。漬物もしっとり、あっさり。
今後「ねぎし」で食べられなくなるぐらい。
次来た時も僕は「真助」でいい。また並びたい。