青森帰省1日目

青森帰省1日目。
今年は珍しく仕事納めから普通に休むだけで9連休になる。
それを年明け1/6(月)も休むことにして10連休へ。


本をたくさん読もうとあれこれ買い込んでリュックに詰める。
村上龍『半島を出よ』上下
宮部みゆき火車
向田邦子『父の詫び状』
中村喜春『江戸っ子芸者一代記』
川勝正幸『ポップ中毒者の手記2』
ミネット・ウォルターズ『遮断地区』
卯月妙子人間仮免中
市川春子『虫と歌』
市川春子宝石の国』1巻
他にも何冊か。最後の3冊は漫画だからいいとして、果たして何冊読めるか。


9時前に起きて、荷物を整理して部屋を出る。
東京は快晴。東北地方北部と北海道は低気圧が込み入って西高東低の気圧配置。
大雪なのだという。


丸の内線の中から『半島を出よ』を読み始める。
面白い。新幹線の中も読み続ける。
東京駅に着いて荷物をコインロッカーに預け、地下街をブラブラと歩く。
とは言っても帰省客でごった返していて、
荷物を預けたとはいえ大柄のダウンジャケットを着て中にも着込んでいて
かなりモコモコしている。手ぶらでも邪魔な感じ。
崎陽軒」のシウマイと「てとて」のチーズとジャガイモのもんじゃ、
「過門香」の弁当など。
ビールを買おうとしたら「水曜日の猫」というのがあって、
気になってそれにする。
ベルギービール?「ヨナヨナエール」と同じ会社っぽい。
「青リンゴを思わせる香りとオレンジの皮の爽やかな香り」とあって
飲んでみたらなかなかフルーティーだった。


福島に入った頃から雪がチラホラと。
仙台に近付いてまた雪がなくなり、しかし吹雪。
岩手に入って猛吹雪。視界が白い。
青森に着いて、雪。しかし思ったほど降っていない。
改札を出ると大勢の人たちが出迎え。
もちろん母の姿はなく、エスカレーターで下りていく。
土産物売り場で夜に飲む焼酎をと「津軽海峡」の安いのを買う。
タクシーに乗って帰ってくる。


初乗り640円。高くなったものだ。僕が子供の頃は380円だった。
小学校のところで下りてしばらく歩く。
母が雪かきをしていた。僕が帰ってくるからだろうか。
家はそれほど積もっていない。庭も。裏の方も見に行く。
母に頼まれていたお線香やお菓子、東京で探した本を渡す。
「神田カレーグランプリ」のときに店を回っていたらもらったカレーのルーも。


向田邦子『父の詫び状』が余りにも素晴らしく。
年末にたまたま目に留まって読んでみるかと思ったんだけど、
ああ、これが僕の思い描いていた昭和だと。


夕方、吹雪。温泉銭湯へ。他に客はなくゆっくり入る。
湯船の中で足を伸ばす。
夕飯は鯛の鍋。
これから先、『半島を出よ』と『父の詫び状』を読んで過ごす。