家電というもの

先日飲んでたときに
小学校の頃に好きだったものが中学・高校に入って
特に好きでもなくなって今に至る、という話をした。
UFOや四次元、超能力といった
超常現象に関する本ばかり読んでいた時期があって、
それを過ぎるとパソコンに夢中になった。
どちらも今はさして興味が無い。
(興味が無いからサラリーマンとしてIT業界に入った)


もっと幼い頃に好きになった『ドラえもん』的価値観や
中学・高校になってはまった映画やロック、文学は今も続いている。


そういえば小学校の頃あれも好きだったよな、と思い出したのが
家電。特にラジカセやウォークマンのカタログを見るのが好きだった。
母の知り合いの電気屋さんが家に来るたびにカタログをせがんだ。
そしてボロボロになるまで熟読した。
このラジカセは左右両方のカセットでオートリバースができて、
あのラジカセはテレビチューナーがあって、どっちがいいだろう?
買ってもらえるわけでもないのにずっと選んでいた。
今思うと変な子供だった。
新町のデンコードー(家電量販店)から
カタログだけをもらってくることもあった。


そして今や家電に全く興味なし。
冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、掃除機は学生時代からのものをいまだ使い続けて、
(しかも洗濯機は友人から譲ってもらったものだったりする)
就職してから買ったのは携帯・PC周りを除けば
DVDプレイヤーとセラミックファンヒーターだけか。
あ、昨日シェーバーを買い換えたか。
部屋には今やテレビもミニコンポもない。


正月に帰るとハードディスク内臓の大型液晶ディスプレイが
居間に置かれていたりするが、特に興味を持つでもない。
箱根駅伝を見てたときにデータ表示できたのは便利だったけど。


大人になって家電に懲りだすとキリが無い。
インテリアもそう。金がいくらあっても足りない。
なんだか寂しいことではあるけど、それぐらいでいいのだ、と思う。


それにしても僕は物持ちがよすぎるのか。


追記。ラジカセ好きにはこの本がお奨め。
『ラジカセのデザイン! JAPANESE OLD BOOMBOX DESIGN CATALOG』
昭和の家電にはスタイリッシュな名作が多かった。
http://www.amazon.co.jp/dp/4861522234