伊勢神宮・紀伊勝浦ツアー その6

鍵を受け取った後に部屋に移動。
バラバラになるかと思いきや、5部屋が一直線に隣り合った。
荷物を置いて広い館内を散策。
日本一高低差のあるというエレベーターを上って、展望台と浦島稲荷神社へ。
山の上から紀伊勝浦の町並みと、その反対側の青い太平洋を見下ろす。
磯を波が白く渦巻いている。この眺めはいい。33階の高さ。
こんな高いところに温泉を作っちゃうんだもんなあ。たいしたもんだ。
稲荷神社では皆でおみくじを引く。6人引いて3人大吉、僕は小吉。


夕食は18時より。この時点で16時半。
全部見てたら温泉入れないなあとあとは食後にして三々五々温泉に入りに行く。
僕は前回唯一入れなかった32階の高さの「天海の湯」と
「忘帰洞」と「玄武洞」のふたつの洞窟温泉を回る。
「天海の湯」って露天風呂だったんですね。
大きくはないけどいくつか足を伸ばせるサイズの浴槽が置かれていた。
大きな桶のような浴槽もあった。
一番大きな「忘帰洞」はやはり混んでいて、「玄武洞」の方がいい。
海辺に最も近く目線も低いので荒れた波が押し寄せてきたとき、
ざっぱーんと波の先端を浴びることになる。ダイナミックでスリリング。


18時になって食事。大きな会場へ。
安いコースのバイキングなので食材はそれなり。
それでもエビチリやおでんをたくさん盛り付けてしまうのは悲しい性か。
海老の天ぷらも揚げたてを並んで待ったり。
もう食えないってところまで食べてしまった。
マグロの解体ショーが真ん中で行なわれる。
僕は昨年末の和歌山出張で見てるので今回はまあいいかと。
世界のビール祭りというのが開催されていてレーベンブロイハイネケンなど。
僕はコロナを頼んだ。あと、梅酒の利き酒セット。凍結梅酒など3種類3色。
朝晩の食事をつけずに舟で港に戻って商店街で食べたほうが良かった、と後で思った。
次来ることがあったら、そうする。
あるいはもっとランク上のプランか。


食後は館内散策の後半。
土産物屋や趣味の手作り工芸品の店が並ぶ。
こけしであるとか着物をリメイクした服とか。
ターゲットはおばさんたちなんだろうな。
僕らの欲しくなるようなものはなし。
ゲームコーナーも子供向け。本格的な最新の機種はなく、閑散としていた。
空いているスペースにはあちこちにカラオケボックスが置かれていて
有効利用はされているんだけど、利用している人たちは見かけなかった。
カラオケバーやカラオケスナックも客が入っていない。
この辺りのてこ入れが今後の課題か、などと他人事ながら考えてしまう。
(あとは脱衣所の鍵が壊れているとかいった細々したこと)
そういえば前回見かけた漫画喫茶が見当たらなかった。
他の店になったのだろうか。


その後19時半から22時半頃まで後輩の部屋に集まって缶ビールを飲む。
ラガー、一番絞り、スーパードライ、エビス…
6巻パックを6個買ったのを持ち込んでいた。
ソチオリンピックをずっと皆して見てる。
女子クロスカントリー、女子ショートトラック、アイスホッケー、
男子フィギュアの総集編。羽生金メダル、町田4位、高橋6位。
羽生がやはり素人目にも抜きん出ていた。
高橋も安定していたと思うけど小さくまとまっていたか。
町田語録が面白いということでスマホで探して、笑い合う。
女子カーリング。ルールがよくわからない、点の入り方がわからないということで
こうじゃないかああじゃないかと推測しつつも要所要所で固唾を呑みながら見守る。
しかし残念ながらカナダに敗れた。
ふと見ると胸元にピンマイク。
「ヤー」とか「ノー」とか言ってる声ってマイクが拾ったのを中継してるんですね。


温泉が閉まるのは早くてそれぞれ23時か24時には営業終了。
解散して入りに行く。
僕は「玄武洞」と「磯の湯」どちらも客はほとんど入っていなかった。
玄武洞」はやはり夜の闇の中打ち寄せる波がいい。
上がってきて缶ビールを飲んで午前0時過ぎに眠る。
部屋の暖房がえらく効いてて、Low / Middle / High の Lowのはずなのに
部屋がモワッと暑い。つけたり消したりした。
しかしびしょぬれだったスニーカーがすぐ乾いた。
紀伊勝浦はもちろん、雪なし。