カード社会というもの

職場のことをどこまで書くかというのもあるが、ぼやかして。
こんなことが起きている。


・悪意を持ったエンドユーザーがWEBサイト経由で入会する。
 クレジットカードの入力が必要で、
 この時点では有効なカードなので与信が通る。


・転売目的で数万円の商品を申し込む。
 この時には与信は行わない。
 数日後、モノが届く。


・月末にまとめてカードの有効無効のチェックをカード会社に対して行う。
 月初にまとめて課金、請求する。
 この時点では無効なカードになっていて、
 そのエンドユーザーは督促が届こうがなんだろうが、無視。


・商品が届いたあと、恐らくカード会社に対して
 カードを落としましたなどと連絡して無効にしているのではないか。
 このご時世、クレジットカードは無料でいくらでも作ることができる。


調べてみると、一カ所で住所と名前を微妙に変えて
何枚かカードを使い分けて10件程度の申込を行ったのち、
また別の地域でそれを繰り返している。
○○県のあとは☓×県や□□県でという具合に。
単一のグループなのか、それとも複数のグループが連携しているのか。
何にせよ全国的なネットワークがありそう。


それ以上のことはわからない。推測するしかない。
モノが届かないがどうなっているかと
コールセンターに電話がかかってくることがある。
そんな一方的な接点があるだけ。


個人や小規模の集団でこれを行うのはさすがに無理だと思う。
しかし裏社会には
スキミングで不正入手したクレジットカード番号が大量に蓄積されていたり、
何らかの負の事情があってカードをあちこちで作らされている
使い捨ての人がいたりするのか。
考えるとゾッとする。


被害はあっても明確に詐欺などの訴えも難しい。
何よりも向こうの相手が見えない。オレオレ詐欺みたいで。
しかし泣き寝入りせず、日々あれこれ手立てを講じて、
100%とまではいかなくても最小限に食い止めようとしている。
不正な大量申込を検知する方法。
そういった申込の場合には配送を保留にする方法。
それ以上のことは言えない。


カード社会ってほんと怖いよ。